イギリスのBBCが、Apple TV+で最も長く続くシットコム『Trying ~親になるステップ~』を獲得した。同作はAppleがアメリカ外で初めて制作を委託した作品でもある。
-
英BBCで約2年ぶりの最高成績!『パズル作家ルートヴィヒ 謎は解くためにある』独占日本初放送
英国ミステリー『パズル作家ルートヴィヒ 謎は解くためにある』 …
“二次配信”の動きが進む
今回の契約は初の試みとなるもので、BBCはアンディ・ウォルトンが手がけ、レイフ・スポール(『スモーク』)とエスター・スミス(『Cuckoo クックー』)が主演する本作のシーズン1〜3を放送用とiPlayerでの配信向けに取得。シーズン1は9月8日に放送開始となる。この契約には、今後のシーズンを追加購入できるオプションも含まれており、作品はまもなくAppleでシーズン5を迎える予定だ。
『Trying』は、Apple TV+で最も長寿のシットコムであり、AppleヨーロッパのTV部門責任者ジェイ・ハントが初めて制作を決定した作品。彼はその後、『窓際のスパイ』や『バッド・シスターズ』などのヒット作を送り出している。
物語は、養子を迎えたカップルの歩みを描いており、シーズン5にはセリア・イムリー(『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズ)とベミソラ・イクメロ(『プリティ・リーグ』)が新たに参加。これまでにダーレン・ボイド(『キリング・イヴ/Killing Eve』)、シャーロット・ライリー(『ピーキー・ブラインダーズ』)、シアン・ブルック(『SHERLOCK シャーロック』)らも出演してきた。
『Trying』を手がけるBBCスタジオズ・コメディ・プロダクションの責任者ジョシュ・コールは次のように述べている。「『Trying』は決して派手な作品ではありませんが、観た人が深く愛してしまう作品です。新しい視聴者に届くことを嬉しく思います」
さらにコールは、クリエイターのウォルトンを「非常に優れた才能の持ち主」と称賛し、「現代のリチャード・カーティス」と表現した。
BBCがApple TV+作品を購入するのは今回が初めてだが、配信の初回権利が終了すれば、Appleの作品は世界各国の地上波ネットワークにとって有力な選択肢となる。
Apple TV+は大規模市場での加入者数がまだ比較的少ない一方で、オリジナル作品のコンテンツは着実に拡大している。すでに配信が終了した作品を、他局や別サービスに再販売する“二次配信”の動きも進んでおり、世界各国の放送局にとって大きなチャンスとなっている。昨年には配給会社フィフス・シーズンが、ジェイソン・モモア、ニコール・キッドマン、トム・ヒドルストン出演作を含むAppleのシリーズを“二次配信”として販売し、その売上は総額10億ドルに達したと報じられている。
(海外ドラマNAVI)