『SATC』シリーズはまだ終わらない！？「キャリーたちの将来をメモしてる」

大ヒットドラマ『SEX AND THE CITY』（以下『SATC』）の続編となる『AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章』は先日、シーズン3をもって惜しまれつつも幕を閉じたが、キャリー・ブラッドショーの物語はまだ続く可能性があるようだ。米TV Lineが報じている。

日々の様々な出来事をエピソードとして昇華

オリジナルシリーズの時から同シリーズのプロデューサーを務めてきたエリサ・ズリツキーは、「キャリーはまだ生きているので、（復活の）可能性はあります」と発言。彼女はさらに、キャリー役のサラ・ジェシカ・パーカーが『SATC』シリーズを率いてきたマイケル・パトリック・キングのミューズであること、キングは過去にも同シリーズとお別れしたにもかかわらず戻ってきたことを指摘し、シリーズが再びよみがえる可能性は十分あることを匂わせた。

復活するかどうかは、結局キング次第のようだ。キングはキャリーの物語において重要な役割を果たしてきた。『AND JUST LIKE THAT…』のショーランナーを務めただけでなく、オリジナルシリーズの製作総指揮も担い、『SATC』映画版2本で脚本・監督を担当した。「私たちは彼の意向に従う立場です」とズリツキーは語る。「私は昔から楽観主義者なのです。だから物事を決めつけるのは好きではありませんし、人生は長いのです。これまで様々な出来事、つまりあり得ないと思っていたようなことが起こることも目にしてきましたしね」

ズリツキーはさらに、キャリー、ミランダ、シャーロットの今後の物語について「スマホやパソコンにメモやアイデアを書き留めている」と認めた。『SATC』がHBOでの放送を終えてから20年以上が経つが、脚本家たちはキャラクターのアイデアを考え続けることを決してやめていなかったと、『SATC』時代から同シリーズに関わるジュリー・ロッテンバーグも明かす。「私たちは何か恥ずかしい体験をすると、“これはミランダのエピソードにピッタリだ”とか、“夫がとんでもないことをした。これはハリーのエピソードになりそうだ”とか言い合うんです…小さなリストをずっと更新し続けています」

いつか、そのリストが再び『SATC』の世界で命を吹き込まれるかもしれない。

8月1日のサラ・ジェシカのInstagramの投稿には、オリジナルシリーズからの別れの言葉がこれまでのたくさんの画像とともに添えられている。そこには、キャリーを表現する様々な単語とともに、以下のようなメッセージが掲載された。「キャリー・ブラッドショーは、私の俳優としてのキャリアの中で27年間という長い年月を占めてきました。私は、キャリーをいう女性を誰よりも愛してきたと思います。私と同じように彼女を愛し、苛立ち、非難し、応援してきた方々がいることも承知しています。そうした感情の交響曲が最高のサウンドトラックであり、最も重要なパートナーでした。だからこそ、ここに、寂しくもありますが、深い感謝と生涯にわたるお礼を皆さんにお伝えします。マイケル・パトリック・キングと私は、以前と同様に、この章も完結したという認識に達しました。『AJLT』は喜びと冒険に満ちあふれ、380人もの素晴らしい才能あふれるスタッフ、キャストとともに成し遂げた最高の努力の結晶でした。皆さんと過ごした日々の一つひとつが、私をより良い人間にしてくれました。本当にありがとうございます。皆さん、愛しています」

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『AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章』全3シーズンを含む『SATC』シリーズはU-NEXTにて配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：米TV Line