
HBO『SEX AND THE CITY』でキャリー・ブラッドショーを演じて以来、実に約30年にわたり、視聴者の笑いや涙、怒りを誘ってきたサラ・ジェシカ・パーカー。驚くべきことに、当の本人であるサラは一度たりともキャリーに苛立ちを感じたことがないという。
キャリーに怒ったことは「一度もない」サラの理由
現在は続編シリーズ『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』で再びキャリー役を演じているサラは、4月21日放送の米トーク番組『Today with Jenna & Friends(原題)』に出演。司会者の二人から「キャリーに違う選択をしてほしいと思ったことはないか」と問われ、「ないわ」と即答し、スタジオを驚かせた。
「私にとって非常に特別な経験なの」と語るサラは、「私は結婚し、子どももいる現実の生活を持っているけど、キャリーを演じるときは、27年の契約のもと“他人になり続けている”ようなもの。ドラマ内での関係において、現実の私なら法的に問題になるような行動もしてきた」と続けた。
1997年にマシュー・ブロデリック(『フェリスはある朝突然に』)と結婚したサラにとって、キャリーは私生活とはまったく異なる存在だ。そのため、キャラクターの恋愛や判断に感情を投影することはないという。むしろ、役としての“自由”を楽しんでいるようだ。
またサラは、『SEX AND THE CITY』および『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』のクリエイターであるマイケル・パトリック・キングとの信頼関係が、キャリーの“物議を醸す決断”を受け入れる土台になっているとも語った。
「マイケル・パトリックと、彼が率いる素晴らしい脚本チームに対する絶対的な信頼があります。たとえ視聴者が戸惑うような選択や展開があっても、それを演じるのが本当に楽しい」とサラは語り、「だからこそ、私はこの作品を心から愛しているの」と締めくくった。
『AND JUST LIKE THAT.../セックス・アンド・ザ・シティ新章』シーズン3は米HBO Maxにて5月29日より配信予定。(海外ドラマNAVI)
Photo:Photograph by Courtesy of Max