Netflixの犯罪ドラマ『ウォーターフロント』が、配信開始からわずか2か月あまりで打ち切られたことが明らかになった。Varietyが報じている。
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『オザーク』などの人気作と比較されたが…
『ウォーターフロント』は、『ドーソンズ・クリーク』や『スクリーム』で知られるケヴィン・ウィリアムソンによる新作ドラマ。ノースカロライナ州を舞台に、崩壊寸前の漁業企業を立て直そうと奮闘するバックリー家を中心に描かれる。彼らは過ちを重ねながらも、家業を守るため次第に危険な手段に手を染めていく。
出演はホルト・マッキャラニー(『マインドハンター』)とマリア・ベロ(『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』)がバックリー夫妻を、メリッサ・ブノワ(『SUPERGIRL/スーパーガール』)とジェイク・ウィアリー(『ウォーキング・デッド:デッド・シティ』)が苦境に立たされる子どもたちを演じた。
そのほか、ハファエウ・L・シウヴァ(『9-1-1:LONE STAR』)、ハンバリー・ゴンザレス(『スター・トレック:セクション31』)、ダニエル・キャンベル(『プリズン・ブレイク』)、ブレイディ・ヘプナー(『シカゴ・ファイア』)らもキャストに名を連ねている。
シーズン1(全8話)は6月19日に配信開始され、配信直後はNetflixトップ10の首位に1週間以上ランクイン。しかし、わずか2週間後にシーズン3を迎えた大ヒットシリーズ『イカゲーム』の配信開始とともにランキング外に押し出される形となった。
作品はおおむね好意的な評価を受け、『オザークへようこそ』や『ブラッドライン』といったNetflixを代表する犯罪ドラマと比較されることもあった。Varietyのテレビ批評家は、本作を「一気見必至のファミリーソープ」と称し、多くの伏線が「ウィリアムソンの過去作のように長期にわたりファンに愛されるシリーズになる可能性がある」と評していた。
シーズン2では家族内の権力争いを描く構想
ウィリアムソンはVarietyとのインタビューでシーズン1最終回について語る中で、シーズン2ではバックリー家内での権力争いを描く構想があったことを示唆していた。
「私は家族について書くのが大好きなんです。結局、そこに惹かれてしまう。でも、幸せな人々について書きたい人なんていませんよね。それじゃ面白くない。混乱した人たちが混乱したことをする――それを書きたいんです」とウィリアムソンは語った。「壊れた家族が再生を試みる物語を書きたかった。それぞれが個々に、そして一緒に向き合わなければならない理由を描きたかったんです。そこには多くの秘密があり、わだかまりがあり、トラウマがあり、過去がひび割れから顔を出してくるのです」
『ウォーターフロント』シーズン1は、Netflixにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)