『AND JUST LIKE THAT…/セックス・アンド・ザ・シティ新章』が、現在配信中のシーズン3をもって完結することが明らかになった。ショーランナーのマイケル・パトリック・キングがキャストにこの決定を通知し、その後、正式な声明を発表した。長年にわたり愛されてきたが、ついに終わりを迎える。
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ナレーション復活は本人のリクエスト!『AND JUST LIKE THAT…』シーズン3 サラ・ジェシカ・パーカー(キャリー役)直撃インタビュー
Maxオリジナルドラマ『AND JUST LIKE THAT …
キャストと制作陣が下した決断、クリエイティブな終焉
キングは声明の中で、シーズン3の最終話を執筆している際、この物語を締めくくるのに最適なタイミングだと感じたと明かしている。サラ・ジェシカ・パーカーやHBOの幹部たちと協議を重ねた結果、当初10話の予定だったシリーズを12話に拡大し、2部構成の壮大なフィナーレで締めくくることを決断したという。
「サラ・ジェシカ・パーカーと(製作総指揮の)サラ・オーブリーらと共に、今年この人気シリーズを2部構成のフィナーレで終わらせることを決定し、元々の10話のシリーズ注文を12話に拡張しました。長年にわたってこれらのキャラクターを自分たちの家と心に受け入れてくれたすべての視聴者に、大いなる感謝の気持ちで感謝いたします」
最終発表がこのタイミングになったことについて、キングは「『最終』という言葉がシーズンを楽しむ喜びを奪ってしまうことを望まなかったから」と説明。長年にわたってキャラクターたちを愛し、応援してくれたすべての視聴者に対し、心からの感謝を伝えた。
『AND JUST LIKE THAT…』は、配信開始当初こそ好調なスタートを切り、HBO Max史上トップ10に入るほどの人気を博した。しかし、Samba TVのデータによると、シーズン3のプレミア視聴者数はシーズン2から減少。シリーズは、そのストーリーテリングやキャラクター描写をめぐって賛否両論を巻き起こし、多くのメディアの注目を集めてきた。こうした状況を踏まえ、制作陣はストーリーテリングの緊急性が薄れてきたと判断し、クリエイティブな観点からシリーズの終了を決断したようだ。
サラ・ジェシカ・パーカー、キャリーへの愛とファンへの感謝を語る
シリーズ完結の報を受け、主演のサラ・ジェシカ・パーカーは自身のInstagramで、27年間演じてきたキャリー・ブラッドショーへの想いを綴った。
「キャリー・ブラッドショーは27年間、私のキャリアの鼓動を支配してきました。私は彼女を心から愛している」とは投稿。ファンがキャリーにいら立ち、非難し、そして応援してくれたことすべてが最高のサウンドトラックだったと語り、深い感謝と生涯にわたる恩義を述べた。
また、この続編シリーズについて「喜び、冒険、そして最高にハードな仕事でした」と振り返り、共演者や380人ものスタッフとの日々を「永遠に忘れることはないでしょう」と表現。最後に「この最後の2つのエピソードを、私たちと同じくらい皆さんが愛してくれることを願っています」とファンにメッセージを送り、キャリーとの別れを告げた。
『AND JUST LIKE THAT… / セックス・アンド・ザ・シティ新章』シーズン3(全12話)は、Max on U-NEXTにて配信中。毎週金曜日に、新エピソードが登場。シーズン1~2は独占配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Deadline