ジュール・ヴェルヌの小説「海底二万里」から着想を得たドラマ『Nautilus(原題)』がDisney+で打ち切られた後に米AMCに救出され、『ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ』を超える好調なスタートを切った。米Deadlineが報じている。
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AMCにて再スタート!
全10話となる本シリーズは、2023年11月にディズニーのコスト削減対策の影響で白紙となったが、『ウォーキング・デッド』シリーズや『ブレイキング・バッド』、『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』などの人気ドラマシリーズを生み出した米AMCに救出された。
『Nautilus』は6月26日にAMCとAMC+でデビューを飾り、ニールセンのlive+3(放送当日のリアルタイム視聴と放送後3日以内の視聴)データによると、リニア放送だけで260万人の視聴者を獲得。これは、2024年にリリースされた『ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ』以来、AMCにとって最大の初回放送視聴者数となる。
あらすじ&キャスト
主人公は、「海底二万里」に登場するアイコニックなネモ船長。彼は、生まれながらの権利と家族を奪われたインドの王子で、東インド会社に囚われた過去を持つ。すべてを奪った東インド会社に復讐を果たすことを誓った彼は、投獄されていた流刑地から試作型潜水艦を大胆にも盗み出し、一癖も二癖もある囚人たちとともに海へ脱出。ハルヴァーの柱に埋もれた伝説のバイキングの財宝を探し出す計画を立てるが、まずは仲間の信頼を勝ち取り、冷酷非情な東インド会社の魔の手から逃れなければならない。復讐を胸に抱き、大海原へと旅立ったネモが繰り広げる壮大な冒険が描かれる。
ネモ役で主演するのは、『スター・トレック:ディスカバリー』のアッシュ・タイラー/ヴォーク役で知られるシャザド・ラティフ。その他には、『FRINGE/フリンジ』の主演でおなじみのアナ・トーヴ、『ダウントン・アビー』などで知られるイギリスの名優リチャード・E・グラント、『エミリー、パリへ行く』などに出演のセリーン・マンヴィル、『ゲーム・オブ・スローンズ』などのノア・テイラーらが出演。
製作総指揮者・クリエイター・脚本家は、『ストライクバック:極秘ミッション』などを手がけたジェームズ・ドーマーが務める。AMCで『Nautilus』がシーズン2へ更新となるか、今後の動向に注視しておきたい。
1954年の映画『海底2万マイル』はDisney+(ディズニープラス)で配信中。(海外ドラマNAVI)