『LOST』コンビ再タッグの『DUSTER／ダスター』、1シーズンで打ち切りに

2020年初めから進められ、コロナ禍やストライキも乗り越えると、今年5月にようやくリリースされた米HBO Maxの新作ドラマ『DUSTER／ダスター』。顔ぶれの豪華さもあって制作当初から話題になっていた作品だが、1シーズンで打ち切られた。米Deadlineが伝えている。

全話配信完了から1週間も経たずに…

大ヒットドラマ『LOST』のクリエイターとキャスト、J・J・エイブラムスとジョシュ・ホロウェイがその時以来に組んだ『DUSTER／ダスター』は、壮大なスケールで贈るクライムアクション。1972年の混沌と暴力が支配するアメリカ南西部を舞台に、極秘任務に臨むことになったFBI捜査官のニーナ（『THIS IS US／ディス・イズ・アス』のレイチェル・ヒルソン）とアウトローのジム（ジョシュ）が、次第に巨大な陰謀と国家レベルの秘密へと足を踏み入れていく…というストーリーだ。

5月15日に配信がスタートした全8話のシーズン1は、7月3日に多くの謎を残すクリフハンガーという形で終了。主演のジョシュやレイチェル、共同クリエイターのラトーヤ・モーガンは、シーズン2が実現したらこういうことがやりたい、こんなことが楽しみだと語っていたが、それから1週間も経たずにHBO Maxから残念なニュースが届くことに。

だが、やや早すぎるように思える決断は決して意外ではないようだ。Deadlineは、同作がHBO Max内のランキングでトップ10入りしていた一方、ニールセンによる動画配信サービス全体のランキングではトップ10圏外だったことを指摘。シーズン2制作に十分な視聴者数を獲得できなかったと分析している。

なお、『DUSTER／ダスター』がキャンセルとなったことで、HBO Maxのオリジナルシリーズとして続いているのは、ノア・ワイリー主演の医療ドラマ『ザ・ピット／ピッツバーグ救急医療室』の1本のみに。大ヒットドラマ『ER 緊急救命室』の制作陣とキャストが再タッグを組んだ同作は、今年1月にお披露目されるとそれから1月あまりでシーズン2更新が決まっていた。

『DUSTER／ダスター』はU-NEXTにて配信中。（海外ドラマNAVI）

参考元：米Deadline