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アカデミー賞受賞作『カッコーの巣の上で』がドラマに!チーフ視点で初の映像化

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アカデミー賞作品賞を含む5冠に輝いた1975年の映画『カッコーの巣の上で』が、ドラマシリーズとして新たに制作されることが明らかになった。初めて原作小説と同じ「チーフ・ブロムデン視点」で描かれる作品となる。

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原作に最も忠実な形での映像化

本シリーズでプロデューサーを務めるのは、映画版を手がけたソウル・ゼインツの甥にあたるポール・ゼインツ。ポッドキャスト『CK Café(原題)』に出演したゼインツは、「亡きケン・キージー(原作者)の妻と合意し、TVシリーズの開発契約を結んだ」と語った。ゼインツによると、シリーズの第1シーズンは精神科病院を脱出するまでのチーフ視点で進行し、その後の物語も描く計画があるという。

『カッコーの巣の上で』は、反体制的な囚人マクマーフィーが精神科病院に送られ、抑圧的な看護師ラチェッドに反抗しながら、患者たちを自由へと導こうとする物語。映画版ではジャック・ニコルソンがマクマーフィーを怪演し、ウィル・サンプソンがチーフを演じた。

原作小説ではもともとチーフの一人称視点で進むが、ミロス・フォアマン監督の映画はその視点を排し、マクマーフィーを中心に再構築した。

ゼインツは「映画のリメイクには懐疑的だが、シリーズならキャラクターの深掘りができる」とコメント。一方で近年の『モスキート・コースト』『リプリー』といった映画原作のドラマ版は、オリジナルを超えられていないと評している。

これまで公式に制作されたスピンオフは、看護師ラチェッドを主人公にしたNetflixドラマ『ラチェッド』のみで、今回の新シリーズは原作に最も忠実な形での映像化を目指すものとなる。

シリーズの脚本家や制作スタジオはまだ発表されておらず、今後のキャスティングなど続報が待たれる。(海外ドラマNAVI)

Photo:Xアカウント(@DiscussingFilm)

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海外ドラマNAVI編集部

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