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『TRUE DETECTIVE』キャストが新作映画でジェームズ・ディーン役に抜擢

2025年6月28日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

伝説的俳優ジェームズ・ディーンの知られざる私生活に焦点を当てた新作伝記映画『Willie and Jimmy Dean(原題)』で、『TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ』シーズン3や『13の理由』などで知られるブランドン・フリンが主演を務めることが明らかになった。

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単なるアイコンではなく、一人の人間として描く

本作は、ウィリアム・バストによる2006年の回想録「Surviving James Dean(原題)」を基にしており、現在製作準備段階にある。

バストの著書では、彼が19歳のときにUCLAの演劇プログラムでディーンと出会い、ルームメイト、親友、そして最終的に恋人同士になった経緯が語られる。二人の関係は、当時ディーンが女性スターとの交際を表向きに続けていたこともあり、彼のキャリアを守るために秘密にされていたという。

バストはいつか一緒に暮らせることを望み続けていたが、出会いから5年後の1955年、ディーンは24歳の若さで交通事故死。代表作『理由なき反抗』『ジャイアンツ』は死後に公開された。

映画の脚本は、バストとディーンの出会いから1955年9月30日のディーンの死までを描く予定だ。バストは2015年に84歳で亡くなっている。物語は、1950年代の二人の複雑に変化する関係を築き、バスト自身が同性愛者としての自己を受け入れていく過程を中心に据える。

監督のガイ・グイド(『Madonna and the Breakfast Club(原題)』)は「これは伝統的な伝記映画ではありません。“見られる”ことに代償が伴った時代に、互いを見出した二人の若者の繊細で悲劇的な物語です。ブランドン・フリンはこの役に必要な情熱と脆さを併せ持っており、ジェームズ・ディーンの複雑さを探求するのに最適です」とコメントしている。

ブランドン自身も「ジェームズ・ディーンは“知っているようで知らない存在”。短い生涯でたった三本の映画を残し、無数の写真と解き明かされ続ける神話を遺しました。この脚本は、彼を単なるアイコンではなく、一人の人間として誠実に理解しようとする美しい試みです」と語った。

またブランドンは本作の脚本について「センセーショナルに煽るのではなく、ディーンを人間らしく描いている点を評価しています。ハリウッドが歴史的にLGBTQの人々を私生活にまで“演技”させてきたことを浮き彫りにしている。この物語は、ジェームズ・ディーンを本物の、複雑な関係を持つ男性として提示しようとする。そこに真実の力があると思います」と述べている。

ブランドンはNetflixの『13の理由』に全4シーズンにわたって出演。HBOの人気シリーズ『TRUE DETECTIVE』シーズン3やApple TV+『マンハント ~リンカーン暗殺犯を追え~』『ラチェッド』などでも知られる。

『TRUE DETECTIVE/迷宮捜査』は、Netflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:© 2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.

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海外ドラマNAVI編集部

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