アメリカで先月放送された『NCIS〜ネイビー犯罪捜査班』のシーズン22最終回は、多くのファンを驚かせた。この出来事は、今後のパーカーのキャラクターに大きな影響を与え、番組初期の象徴的なキャラクター、ギブスを彷彿とさせるような変化をもたらす可能性が示唆されている。
以下、日本未放送のネタバレが含まれますのでご注意ください。
シーズン22の衝撃的な結末と残された謎
シーズン22の最終話では、いくつかの大きな出来事が描かれたが、最も暗い瞬間としてパーカーの父親が犯罪組織のボス、カーラ・マリーノによって殺害されたことが明らかになった。パーカーの家族に関する多くの物語が未解決のまま終わったが、中でも最大の謎はパーカーの家族に関するものだった。しかし、マリーノとの対立は、すでに複雑なパーカーの過去にさらなる混乱をもたらしている。というのも、パーカーの父親こそが、パーカーが長年探し求めていた多くの答えを握っていたからだ。
パーカーが父親の死を知ったとき、父親のテーブルの上にはワイングラスが2つあり、そのうちの1つには口紅の跡が残されていた。その瞬間、パーカーはカーラ・マリーノが自分の息子の死の復讐のために父親を殺したのだと悟った。マリーノのパーカーに対する怒りは個人的なものであり、今やパーカーの怒りも同様に個人的なものとなった。父親の死に対するパーカーの激しい反応は当然のことだが、それを超えて、彼がこの犯罪への復讐のためには手段を選ばない可能性が高いと考えられている。
パーカーの変貌とチームへの影響
ゲイリー・コール演じるパーカーは、通常とても冷静で落ち着いたキャラクターである。友好的で理解力もあり、これらすべての要素がここ数シーズンで彼を優れたリーダーにしてきた。彼のリーダーシップスタイルは、ギブスの権威的なやり方とは異なり、新鮮な変化として受け入れられていた。しかし、シーズン22の終わり方は、今後のパーカーにとって暗い道筋を示唆している。
MCRTのリーダーとして、パーカーの気質はチーム全体の雰囲気を左右する。彼のリーダーシップスタイルは非常に影響力があり、メンバー同士や彼自身との関係にも直接影響を与えることができる。そのため、パーカーがよりダークな性格に変化すれば、チームの雰囲気自体が大きく変わる可能性があるのだ。プロフェッショナルでありながらもリラックスしたリーダーシップスタイルで知られてきたパーカーが、「どんな手段を使ってでもマリーノを捕まえる」ことに焦点を当てるのであれば、そのスタイルも変えざるを得ないだろう。
シーズン23はこれまで以上にダークなトーンに？
『NCIS』シーズン22の結末と、それがパーカーに与えた影響の直接的な結果として、シーズン23はこれまでよりもダークな雰囲気となる可能性がある。これは、パーカーが父親の死を悼んでいることが理由かもしれないし、これまで逮捕を逃れ続けてきたマリーノをどうしても捕らえたいという強い執念が原因かもしれない。
さらに、パーカーの変化だけでなく、彼の新たな性格がチーム全体にも暗い影を落とし、シーズン23全体のトーンをよりダークなものにする可能性もあるだろう。
『NCIS ～ネイビー犯罪捜査班』シーズン1～21はHuluで配信中。（海外ドラマNAVI）
参考元：Screen Rant
