SFドラマの金字塔『ドクター・フー』から、ファン待望のニュースが飛び込んできた。歴代ドクターを演じたデヴィッド・テナントとピーター・キャパルディが、チャリティを目的とした新たなプロジェクトに参加し、多大な貢献をしているという。
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豪華クリエイター陣が紡ぐチャリティブック
この新企画というのは、かつて第7代ドクターのコンパニオン、エースを演じたソフィー・オルドレッドが中心となり、一冊の本として結実した。エースのトレードマークである50個以上のバッジが付いたアイコニックなジャケットに焦点を当てた書籍で、このバッジは、エース自身の思い出の品と、製作の衣装チームが加えたものが混在しているという。
本書は二部構成で、最初のパートは「Ace’s Jacket: The Inside Story」と題されている。それぞれのバッジにまつわる架空の物語が収録されており、このユニークなアイデアは、人気ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』や『デッドプール&ウルヴァリン』の監督・製作総指揮などで知られるショーン・レヴィが提案したものだ。
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寄稿者には、デヴィッド、ピーター、そしてジョディ・ウィッテカーといった歴代ドクター経験者だけでなく、元ショーランナーのクリス・チブナルやスティーヴン・モファット、俳優のヒュー・ボネヴィル(『ダウントン・アビー』)など、総勢50人以上もの豪華な面々が参加し、短編小説、詩、絵画、漫画といった様々な形式で作品を寄せている。
ソフィー・オルドレッド、自閉症支援チャリティへの熱い思い
BBCニュースの取材に応じたソフィーは、プロジェクト立ち上げの経緯について次のように語っている。
「デヴィッドやクリスなど、『ドクター・フー』の関係者に声をかけ、皆さんが気になるバッジについて物語を書いてくれないかとお願いしました。知り合いに連絡を取り、パーティーやコンベンションで直接話しかけたりもしました。皆さん快く引き受けてくださり、本当に素晴らしい作品が集まったのです。」
ソフィーは、本書の収益の多くがチャリティ団体「Autism All Stars」と「National Autistic Society」に寄付されることを説明し、「チャリティのためにこうした活動ができるのは本当に素晴らしいことだと感じました」と胸の内を明かした。
続けて、チャリティ選定の理由について、「『ドクター・フー』と何らかの関わりがあるチャリティを選びたかったのです。実際、『ドクター・フー』のファンの中には自閉症の方がたくさんいらっしゃいます。私もこれまで多くの方々にお会いしてきました」と述べた。
そして、「彼らは本当に素晴らしく、驚くべき人たちです。こうしたチャリティのために認知度を高め、資金を集めることができればと心から願っています」と、今回のプロジェクトに込めた熱い思いを語った。
『ドクター・フー』はPrime Video、Disney+(ディズニープラス)などで配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Radio Times