【配信】海外ドラマランキング｜完結の『キャシアン・アンドー』がさらなる記録更新で有終の美

全米で配信中の海外ドラマおよび映画（ドキュメンタリー・リアリティショー含む）におけるランキングトップ10（ニールセン調べ）が発表された。「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ（※放映権を獲得した他社作品）」「映画」という3部門における全米でのストリーミング（配信）ランキングを紹介しよう。

配信ランキング（ニールセン調べ）

2025年5月12日（月）から5月18日（日）までの順位は以下の通り。

ドラマ（オリジナル）

ドラマ（非オリジナル）

映画

※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。

この週のトピックは何と言っても『キャシアン・アンドー』。4月22日に最終章となるシーズン2が配信開始となって以来、全12話を毎週3話ずつリリースするたびに視聴時間と順位が向上。ここ4週間、視聴時間は当初からシリーズ最高を記録していたがその後も最高値をマークし続け（7億2100万分→8億2100万分→8億2100万分→9億3100万分）、オリジナルドラマ部門での順位もどんどん上昇し、ついにはトップに辿り着いた（4位→3位→3位→1位）。ラスト3話が5月13日（火）にリリースとなった今回は総合でも首位を獲得している。また、2016年の映画『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』の前日譚に当たる本作が終わりを迎えたことから、その先を綴る『ローグ・ワン』も多くのファンを惹きつけたようで、映画部門で圏外から9位に浮上している。

オリジナルドラマ部門に新たにランクインしたのは3作。5月15日（木）にシーズン2が解禁された、モルモン教徒の妻にフォーカスしたリアリティ番組『The Secret Lives of Mormon Wives（原題）』が3位に、Netflixの犯罪ドキュメンタリーシリーズ『アメリカン・マンハント』より14日（水）に届いた新作、2001年の同時多発テロ事件の首謀者として知られるオサマ・ビンラディンに焦点を当てた『アメリカン・マンハント：オサマ・ビンラディン』が5位に、そして15日リリースのデンマーク発ミステリードラマ『私たちが隠していること』が10位に入った。コペンハーゲンの高級住宅街から若いフィリピン人で家事手伝いのルビーが姿を消す。失踪する前の彼女の様子がおかしかったことやパスポートも持たずにいなくなった状況を不審に思った隣人のセシリエは真実を突き止めようとするものの、自分の家族がルビーの失踪とつながっていることが判明し…。

非オリジナルドラマ部門は、基本的にトップ10入りする作品がほとんど変わらないが、この週の顔ぶれは前週とまったく同じ。とはいえ順位変動は起きており、中でも大きく順位を上げたのが、前週からシーズン18に突入した『クリミナル・マインド』。視聴時間を前週に比べて28％伸ばし（6億1500万分→7億8700万分）、7位から3位にランクアップを果たした。

映画部門では、この週もトップ10の半分に当たる5作品が入れ替わり。今年3月・2月に全米で劇場公開となると早くも配信がスタートしたアクションコメディ『Mr.ノボカイン』（5位）と『パディントン　消えた黄金郷の秘密』（7位）のほか、旧作としては前述の『ローグ・ワン』と、2018年のファミリーコメディ『インスタント・ファミリー　～本当の家族見つけました～』（3位）、2020年の音楽映画『君といた108日』（10位）がランクインしている。

『キャシアン・アンドー』全2シーズンはDisney+（ディズニープラス）にて配信中。（海外ドラマNAVI）

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参考元：米Hollywood Reporter、米TV Line