『ストレンジャー・シングス』キャスト、ジブリ作品に参加したい!今後の願望を明かす

Netflixの大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』は、2025年後半に最終章のシーズン5が配信される。2016年から9年間もの間、架空の町ホーキンスが舞台の大ヒット作とともに過ごしてきた出演者は、シリーズ完結後のキャリアをどう見据えているのだろうか? マイク・ウィーラー役のフィン・ウォルフハードとダスティン・ヘンダーソン役のゲイテン・マタラッツォが、自身の未来について語った。英Radio Timesが報じている。

声優にも興味!「やりたいことはたくさんある」

フィンは、「やりたいことはたくさんあるよ。(初めて監督を務めた長編映画『Hell of a Summer(原題)』に続き)もっと映画の監督をやりたい。それから、誰も僕だと気づかないような声優の仕事もしてみたいんだ。これまで声優を担当した時はいつも、地声と一緒だったからね(笑)」と語った。

5月25日(日)に東京で開催された2025年クランチロール・アニメアワードにゲイテンとともに出席していたフィンは、何のアニメで声優を務めてみたいかを尋ねられると即座に、スタジオジブリ作品の多くを手掛ける宮崎駿の名前を挙げた。

「宮崎作品の吹替に参加できたら夢のようだね…。去年、ロバート・パティンソンが青サギを担当した『君たちはどう生きるか』の英語版を観たんだけど、あれは本当に素晴らしかった。彼の声じゃなくて、完全に青サギの声だった。あんな風に演じられたら、すごく楽しいだろうな」

ゲイテンもまた、慣れ親しんだ環境から抜け出し、“より奇妙なこと”(ストレンジャー・シングス)に挑戦することに意欲的だ。

「より変わった、深みのあるキャラクターに挑戦できたら、最高に楽しいだろうね。僕のインスピレーションの源は、間違いなくアンディ・サーキス。彼は現代を代表する、最も才能豊かで、表現力に満ち、そして革新的な俳優の一人だと思う。(『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのゴラム役や、『猿の惑星』シリーズのシーザー役のような)人間以外のキャラクターに何度も命を吹き込んできたことで有名だけど、それは役者として恐ろしい挑戦であると同時に、エキサイティングな体験にも思えるんだ」

「自分が苦手だと感じることに、あえて挑戦し続けたい。僕は自分自身に課題を課すのが好きだからね。何をするにおいても、僕が一番恐れているのは自分が得意なことに安住してしまうこと。そうしたら本質を見失ってしまう気がするから、目の前のことに集中したいと思っている。そして僕が一番集中できるのは、自分のやっていることにある種の恐怖を感じている時なんだ」

「10年も同じ人物を演じていると、自分自身よりもそのキャラクターのことをよく知っているように感じることがある。その感覚を手放すのは大変だし、それ以外の役を演じることもかなり難しくなる。なぜなら、“これは僕自身っぽいのか、それともダスティンっぽいのか?”が分からなくなるから。時々、(無意識に)ダスティン的な選択をしてしまうから、彼にならないように気をつけなければならないんだ」

役からの脱却を目指すゲイテンだが、「(ダスティンを)演じなくなるのは、正直とても怖い」と本音を漏らす場面も。現在22歳の彼の俳優人生の大部分はこの役とともにあったのだから、無理もない。

もちろん、フィンもゲイテンも『ストレンジャー・シングス』には深く感謝している。フィンは、「この作品が人々に与えた影響の大きさを感じているし、そんな作品とキャストの一部だったことを誇りに思うよ。僕にとっては色褪せることのない体験だ。間違いなくね」と、作品への強い思いを示した。

“ロス”を癒すヒントはアニメに?

シリーズ完結により“『ストレンジャー・シングス』ロス”に陥ってしまうかもしれないファンのためにゲイテンは、「僕たちが『ストレンジャー・シングス』で取り組んできたことの多くは、実はアニメから多くの影響を受けているんだ」と興味深い視点を提示。フィンとともに、“ロス”を乗り越えるのにぴったりなアニメ作品を紹介してくれた。

フィンのオススメは『DEATH NOTE デスノート』。「『ストレンジャー・シングス』のシーズン1のように、キャラクターに重きが置かれ、彼らの行動が物語の原動力になっている」と、2作の共通点を指摘する。一方のゲイテンは、『ONE PIECE ワンピース』や『進撃の巨人』のような群像劇タイプのアニメを推していた。

『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン1~4はNetflixで現在配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:英Radio Times

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Photo:『ストレンジャー・シングス』© Netflix, Inc.