2004年から2022年まで英ITVで放送され、高い人気を博したメディカルコメディドラマ『ドクター・マーティン』のアメリカ版リメイクが製作されることが明らかとなった。主演を務めるのは『グッド・ワイフ』で知られるジョシュ・チャールズ。米Varietyが報じている。
-
米リメイク版『DOC-わたしを思い出す日まで-』シーズン2へ更新決定
イタリアの人気ドラマ『DOC(ドック)あすへのカルテ』をリメ …
米リメイク版『Best Medicine』が本格始動
米FOXによるアメリカ版のタイトルは『Best Medicine(原題)』。リメイク版では、ボストンで成功を収めた天才外科医マーティンが突如職を辞し、幼少期の夏を過ごした東海岸の小さな漁村で開業医として再出発を図るという物語が描かれる。
ただしマーティンは、率直すぎて無愛想、時に失礼とも取れる診察態度で、個性的で扱いにくい地元住民たちからすぐに疎まれる存在となってしまう。だが町には彼しか医者がいないため、マーティンは渋々ながらも様々な病気や騒動に向き合い、奔走する日々を送る。
実は彼の冷たい態度の裏には、重度の恐怖症や他人との親密さを築けない深い心理的問題が隠されている。一方で、町の住民たちの“しつこさ”とも言える粘り強さが、彼の心に次第に変化をもたらしていく。マーティンにとって本当に必要な“処方箋”は、そんな住民たちとの奇妙な関わりなのかもしれない。
豪華制作陣が集結
アメリカ版リメイクの製作総指揮には、『ジェーン・ザ・ヴァージン』のベン・シルヴァーマン、『ロア ~奇妙な伝説~』のハワード・T・オーウェンズ、『Divorce/ディボース』のリズ・タシーロ、そしてオリジナル版を手がけたフィリッパ・ブレイスウェイトが名を連ねている。
ベンは「プロパゲートのチーム全員が、FOXエンターテインメントとともに、リズによる世界的ヒット作『ドクター・マーティン』のアメリカ版に取り組めることを大変嬉しく思っている」とコメント。「ジョシュはこのキャラクター主導のコメディ・プロシージャルの主演にまさにふさわしい俳優であり、『Best Medicine』は誰もがその世界に入りたくなるような作品だ」と語っている。
期待の新作
FOXテレビネットワーク社長マイケル・ソーンは、「『ドクター・マーティン』の物語は、その人間味、独自性、ユーモアで世界中の共感を集めてきた。『Best Medicine』では、その風変わりな魅力をアメリカの小さな町を舞台に再構築する」とコメントしている。
さらに、「(製作総指揮の)リズ、マーク、フィリッパ、ベン、ロドニーは、この象徴的なキャラクターをFOXの視聴者向けに見事にアダプトしてくれた。特に、非常に才能あるジョシュのキャスティングはこの作品の魅力を大きく引き上げるものになる」と、その期待を語った。
『Best Medicine(原題)』は2025-2026年シーズンに放送開始予定。オリジナル版『ドクター・マーティン』、ジョシュ出演の人気ドラマ『グッド・ワイフ』はどちらもHuluにて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:Variety