
米CWで『ARROW/アロー』をはじめとしたアローバースやティーンサスペンス『リバーデイル』を手掛けたヒットメーカーのグレッグ・バーランティが、新たな学園ミステリードラマなどの新作3本を手掛けることが分かった。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。
『ウォーキング・デッド』制作会社とのコラボも
バーランティがクリエイター・製作を務めるNetflixドラマ『YOU -君がすべて-』ファイナルシーズンが先日リリースされランキング首位を飾る中、彼自身はここ数ヵ月間、新作の製作に専念していた。バーランティ・プロダクションズと同社が拠点を置くワーナー・ブラザース・テレビジョンを通じて、プロデュースと脚本を手掛ける新作3本は次の通り。
1本目は、各社による入札合戦の末にAmazonが獲得した『Stillwater(原題)』。チップ・ズダースキーとラモン・K・ペレスによるスカイバウンド・コミックを原作とするホラー・スリラーで、バーランティはカーリー・レイ(『ウォッチメン』)らとともに脚色を担当するとともに製作総指揮も担う。『ウォーキング・デッド』のスカイバウンド・エンターテインメントがプロデュースする。前科者のダニエル・ウエストが、タイトルにあるスティルウォーターという小さな町で、自分の過去についての答えと多額の遺産を約束する謎の手紙を手にするところから始まる。
2本目は、米Huluが手に入れた学園ミステリー『Foster Dade(原題)』。バーランティがバトシェバ・ドラン(『マスターズ・オブ・セックス』)とともに脚本を執筆するこの作品は、ナッシュ・ジェンキンスによる2023年の小説「Foster Dade Explores the Cosmos(原題)」をもとにしたもの。エリート寄宿学校ケネディにあるフォスターの古い寮の部屋に移ってきたナレーターの視点から語られ、キャンパスを揺るがしたあるスキャンダルの調査が始まるというストーリーだ。
そして3本目は、米Maxでまだ交渉中だと言われているファミリードラマ。タイトル未定のこの作品は、あらすじなどの詳細も伏せられているが、ワーナー・ブラザース・テレビジョンが手掛ける別のドラマ『ザ・ピット/ピッツバーグ救急医療室』と同じように、1シーズンあたり15話構成でリーズナブルな予算というモデルを踏まえたものになるようだ。
これら3つのプロジェクトのどれが最初に放送されるとしても、バーランティがクリエイターもしくは共同クリエイターとして新たなシリーズを手掛けるのは、2021年に始まった『スーパーマン&ロイス』以来となる。彼がサラ・シェクターとともに経営するバーランティ・プロダクションズは、業界全体が縮小する中で非常に活発な活動を続けており、過去3年間に米NBCの『Found(原題)』や『Brilliant Minds(原題)』など6本のドラマを立ち上げ、同じくバーランティ・プロダクションズによるCWの長寿ドラマ『All American(原題)』と並んで更新のニュースを待っている状態だ。
『リバーデイル』全6シーズンはNetflixにて配信中。(海外ドラマNAVI)
Photo:『リバーデイル』© 2018 Warner Bros. Entertainment Inc. & CBS Studios Inc. All rights reserved.