
今年フィナーレを迎えるNetflixの大ヒットシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』でマイク・ウィーラーを演じてきたフィン・ウォルフハードが、物語の結末について心境を語った。
最後のシーンを撮影したフィン・ウォルフハード
「彼の終わり方には本当に幸せを感じました。満足もしています。でも、同時にすごく混乱していて、少し悲しくもありました。だけど、それでも最終的にはハッピーでした」
米People誌の独占インタビューでそう語ったフィンも、今や22歳。2016年のシリーズ初配信時から、思春期をともに過ごしてきた“マイク”との別れは、人生の一章を閉じることでもあった。
デビューから約9年、成長と別れのシーズンへ
今年配信予定の最終章『ストレンジャー・シングス』のシーズン5。すでにラストシーンを撮り終えており、そのときの心情を「信じられなかった」と率直に振り返る。
「翌日になってもまだぼんやりしていて…。まるで感情的な二日酔いのようでした。でも、本当に素晴らしい締めくくりで、みんなのことをポジティブな気持ちで見送ることができました」
最終日の撮影現場ではキャスト全員が揃い、長い時間を共にしてきた仲間との“卒業式”のような空気に包まれていたという。
シリーズの成功がもたらした光と影
2016年、突如として世界を席巻した『ストレンジャー・シングス』。その渦中にいた10代のフィンにとって、人生は一夜にして激変した。シリーズの大成功を経て、自身の人生が急激に変化したことにも言及している。
「やり直したいことは特にありませんが、番組が初めて配信され、大きな話題になった直後に戻れるなら、その時点で自分をセラピーに送り出していたかもしれません」と率直に述べた。「でも、それはあまりにも急激で、一晩のうちに起きたことでした。考える時間すらなかったのです」と振り返る。
シリーズ終了後も、フィンの勢いは止まらない。監督デビュー作『Hell of a Summer(原題)』に続き、4月25日公開予定のA24が手がける新作『The Legend of Ochi(原題)』にもメインキャストとして出演している。
『ストレンジャー・シングス 未知の世界』シーズン5は2025年中にNetflixで配信予定。(海外ドラマNAVI)