
『アメイジング・スパイダーマン』の悪役ハリー・オズボーン役で知られるデイン・デハーンが、ウィリアム・ギブスンの名作SF小説「ニューロマンサー」を原作とするApple TV+のドラマシリーズ『Neurmancer(原題)』に、主要キャストとして参加することが決まった。彼は主演のカラム・ターナーとブリアナ・ミドルトンと共に、物語の重要な役どころを演じる。
実力派キャストが集結
本作は全10話構成で、テレビシリーズ用にグレアム・ローランド(『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』)、JD・ディラード(『トワイライト・ゾーン』)が企画した。
物語の主人公は、過去に傷を負ったトップクラスのハッカー、ケイス(カラム)。彼は暗殺者モリイ(ブリアナ)とコンビを組み、巨大企業の隠された秘密を暴くための大掛かりな犯罪計画に巻き込まれていく。
デインは、ピーター・リヴィエラというキャラクターを演じる。原作でリヴィエラは、幻覚を操るカリスマ的な才能を持つが極めて歪んだ人物として描かれ、主人公ケイスやモリイと対立するヴィラン的な立場に立つ。さらに、重度の麻薬中毒者で道徳観が完全に崩壊しており、他人を傷つけることに罪悪感を持たない、という役どころ。デインがこの狂気に満ちたキャラクターをどのように体現するのか、期待が高まる。
Dane DeHaan joins Callum Turner, Briana Middleton and Clémence Poésy in drama series ‘NEUROMANCER' for Apple TV+ pic.twitter.com/qgDsG69VOc
— Film Updates (@FilmUpdates) March 19, 2025
デインのほか、すでに発表済みのジョセフ・リー(『BEEF/ビーフ ~逆上~』)、マーク・ストロング(『デューン 預言』)、クレマンス・ポエジー(『ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン』)、ピーター・サースガード(『推定無罪』)ら実力派キャストが集結する。
Appleが手掛ける『ニューロマンサー』には、音楽プロデューサーのドレイクが率いるDreamCrew Entertainmentも製作に関わっている。ショーランナーを務めるのはローランドで、ディラードがパイロットエピソードの監督を担当する。製作総指揮には、ローランドとディラードに加え、デイナ・ゴールドバーグ(『ファウンデーション』)、マット・サネル(『ストレンジャー・シングス 未知の世界』)、ドレイク、さらに原作者ギブスンらが名を連ねている。
デインは最近、Netflixのリミテッドシリーズ『アメリカ、夜明けの刻(とき)』や、クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』、クレイグ・ギレスピー監督の『ダム・マネー ウォール街を狙え!』に出演。さらに、Maxオリジナル『ザ・ステアケース -偽りだらけの真実-』や『ZeroZeroZero 宿命の麻薬航路』などのドラマシリーズにも登場。また、サッシャ・カジェ(『ザ・フラッシュ』)と共演するインディーズ犯罪スリラー『Wardriver(原題)』の撮影も最近終了した。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『ZeroZeroZero 宿命の麻薬航路』デイン・デハーン© 2019 Cattleya Srl - Bartlebyfilm Srl.- Stefania Rosini