
全米で配信中の海外ドラマおよび映画(ドキュメンタリー・リアリティショー含む)におけるランキングトップ10(ニールセン調べ)が発表された。「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ(※放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3部門における全米でのストリーミング(配信)ランキングを紹介しよう。
配信ランキング(ニールセン調べ)
2025年2月3日(月)から2025年2月9日(日)までの順位は以下の通り。
ドラマ(オリジナル)
- 『ナイト・エージェント』(Netflix/計20話)...15億2000万分
- 『スイート・マグノリアス』(Netflix/計40話)...10億6500万分
- 『ザ・リクルート』(Netflix/計14話)...9億5600万分
- 『セヴェランス』(Apple TV+/計13話)...5億8200万分
- 『アメリカン・マンハント:O・J・シンプソン』(Netflix/計4話)...5億1900万分
- 『パラダイス』(Hulu/計4話)...4億7600万分
- 『イカゲーム』(Netflix/計16話)...4億3000万分
- 『インビンシブル ~無敵のヒーロー~』(Amazon Prime Video/計20話)...4億1900万分
- 『アップルサイダービネガー』(Netflix/計6話)...4億1000万分
- 『ビーストゲーム』(Amazon Prime Video/計9話)...3億8100万分
ドラマ(非オリジナル)
- 『ブルーイ』(Disney+/計154話)...10億3500万分
- 『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』(Hulu/Netflix/Paramount+/計478話)...8億3400万分
- 『グレイズ・アナトミー』(Hulu/Netflix/計439話)...7億9100万分
- 『Younger/ライザのサバヨミ大作戦』(Netflix/計84話)...7億6700万分
- 『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』(Hulu/Peacock/計564話)...7億3000万分
- 『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』(Max/計281話)...7億2800万分
- 『ボブズ・バーガーズ』(Hulu/計281話)...7億2500万分
- 『ファミリー・ガイ』(Hulu/計435話)...7億1100万分
- 『ザ・ルーキー』(Hulu/計113話)...6億8900万分
- 『アメリカン・ダッド』(Hulu/計384話)...6億6700万分
映画
- 『オメデタ?! そんなトコ』(Netflix)...8億4700万分
- 『真心を込めて招待します』(Amazon Prime Video)...4億3100万分
- 『ザ・メニュー』(Netflix)...3億8000万分
- 『バック・イン・アクション』(Netflix)...2億8600万分
- 『野生の島のロズ』(Peacock)...2億3600万分
- 『モアナと伝説の海』(Disney+)...2億800万分
- 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(Peacock)...1億8600万分
- 『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』(Netflix)...1億5900万分
- 『SING/シング』(Netflix)...1億4500万分
- 『アナと雪の女王』(Disney+)...1億3200万分
※配信先は、現地アメリカでのプラットフォームを記載。
総合部門トップ1は、シーズン2リリースから3週目の『ナイト・エージェント』。その間ずっと首位の座に立っているが、視聴時間はここに来て半減(31億1000万分→29億2400万分→15億2000万分)と、勢いはやや落ちてきている。
それを追うのは、2月6日(木)にシーズン4がお披露目された女性ドラマ『スイート・マグノリアス』。予想外の展開になったとして話題を集め、10億分超(10億6500万分)を記録した。シーズン2追加後2週目の『ザ・リクルート』は、2週連続の10億分超えとは惜しくもならず(11億9300万分→9億5600万分)、オリジナルドラマ部門の2位から3位に後退。下位では、ともに6日にリリースされたアニメ『インビンシブル ~無敵のヒーロー~』とリミテッドシリーズ『アップルサイダービネガー』が8位、9位にランクイン。後者は、末期の脳腫瘍を自然療法で治したと偽ったインフルエンサーの実話をもとにしており、ケイトリン・デヴァー(『アンビリーバブル たった1つの真実』)が主演している。
非オリジナルドラマ部門は、顔ぶれはほぼ変わっていないが、前週まで3週続けて首位の座についていた『Younger/ライザのサバヨミ大作戦』は視聴時間の低下(10億3700万分→7億6700万分)に伴い4位に転落。それを受けて、ほぼ横ばいの視聴時間を保つ(8億1800万分→8億3400万分)『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』がドラマ作品としてトップに立った。
初登場で映画部門の1位を獲得したのは、人気コメディエンヌのエイミー・シューマー最新作『オメデタ?! そんなトコ』。妊娠した親友がうらやましいレイニーは、お腹の膨らみを偽装して妊婦に成りすますことに。ところが、思いがけず理想の男性に出会ってしまい…というストーリーだ。そのほかには、ドラマファンにおなじみのサリヴァン・ステイプルトン(『ストライクバック』『ブラインドスポット タトゥーの女』)主演×リュック・ベッソン製作・脚本の2017年のアクション映画『ネイビーシールズ ナチスの金塊を奪還せよ!』が圏外から8位につけている。
また、引き続きランクインの『野生の島のロズ』と『モアナと伝説の海』に、新たに『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』『SING/シング』『アナと雪の女王』の3本が加わったことで、実写とアニメの比率は前々週と同じく50:50となった。
(海外ドラマNAVI)
Photo:『ナイト・エージェント』© Christopher Saunders/Netflix