ジョージ・R・R・マーティンの「ダンクとエッグの物語」（日本では「七王国の騎士」として出版）を原作とする新たな『ゲーム・オブ・スローンズ』スピンオフ『A Knight of the Seven Kingdoms（原題）』。今年、米HBOで公開予定の本作だが、すでにシーズン2の制作が進められていることが明らかになった。
舞台は『ゲーム・オブ・スローンズ』の100年前
『A Knight of the Seven Kingdoms』のシーズン1は全6話構成で、『ゲーム・オブ・スローンズ』の約100年前が舞台。主人公は若き騎士ダンカン（通称ダンク）と、その従士エッグ。ターガリエン家が王座を握る時代を背景に、彼らの冒険が描かれる。物語にはラニスター、タイレル、バラシオンといったおなじみの名門家も登場し、壮大な中世ファンタジーが再び繰り広げられる。
ダンカン役にピーター・クラフィ（『WRECK／レック』）、エッグ役にはデクスター・ソル・アンセル（『ハンガー・ゲーム0』）が起用されている。そのほかにはフィン・ベネット（『トゥルー・ディテクティブ ナイト・カントリー』）、サム・スプルエル（『ザ・ラストシップ』）、バーティ・カーヴェル（『ザ・クラウン』）、ダニエル・イングス（『ジェントルメン』）などが名を連ねる。
ジョージ・R・R・マーティンも太鼓判！「俳優陣が素晴らしい」
原作者のマーティンは本作を非常に支持しており、1月28日に自身のブログで「すごく気に入っている」と評価。「ダンクとエッグはずっとお気に入りのキャラクターだったけど、彼らを演じる俳優が本当に素晴らしい。ほかのキャストも最高だよ」と、出演者の演技を絶賛している。
ショーランナーのアイラ・パーカーがシーズン2の準備を進行中
米Colliderの取材に応じたマーティンは、ショーランナーのアイラ・パーカーとの打ち合わせのためロンドンから戻ったばかりだと明かし、パーカー率いる制作チームがすでにシーズン2の準備を進めていると語った。
マーティンは過去に『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン2に対して批判的な意見を述べていたが、パーカーが関わった『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン1については好意的だった。彼は今回の新スピンオフについて「少しソフトで、よりユーモアがある」とコメントし、他の『ゲーム・オブ・スローンズ』シリーズとは一線を画す作品になることを示唆している。ファンタジーの世界観はそのままに、新たな魅力を加えた本作に期待が高まる。
『A Knight of the Seven Kingdoms（原題）』は2025年後半に米HBOで放送予定。本家『ゲーム・オブ・スローンズ』とそのスピンオフ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』はU-NEXTで独占配信中。（海外ドラマNAVI）
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