本当の自分になりたいと願い、”女性”として新たに生きることを決意したメキシコ”最恐の麻薬王”と彼女との出会いで運命を切り開いていく三人の女性たちの姿を描いた映画『エミリア・ペレス』より、日本版ポスタービジュアルが公開。さらに本年度アカデミー賞最多ノミネートを受けて、キャストから喜びのコメントも到着したのでご紹介しよう。
目次
『エミリア・ペレス』キャスト紹介
出演するのは、ハリウッド超大作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズで広く愛され、本作にてゴールデングローブ賞で助演女優賞を初受賞したゾーイ・サルダナ、主演でカンヌ国際映画祭において、トランスジェンダーの俳優として初めて女優賞を受賞したカルラ・ソフィア・ガスコン(『レベルデ ~青春の反逆者たち~』)、全米の若者から絶大な人気を誇るセレーナ・ゴメス(『マーダーズ・イン・ビルディング』)、そして国際的に活躍するメキシコ出身のアドリアーナ・パス(『ロック・アップ/スペイン 女子刑務所』)。
第77回カンヌ国際映画祭では、異例の4人でのアンサンブルで女優賞を受賞し、審査員長を務めた『バービー』のグレタ・ガーウィグ監督は「4人はそれぞれが秀でていたが、 一緒になると超越していた」と絶賛。
監督と脚本を手掛けたのは『ディーパンの闘い』でカンヌ映画祭パルムドール、『ゴールデン・リバー』でヴェネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞するなど世界で高く評価されているフランスの名匠ジャック・オーディアール。72歳のベテラン監督とは思えない瑞々しい感性で新境地を切り開き、破天荒なストーリーを圧巻のミュージカル・エンターテインメントへと昇華させた。
アカデミー賞最多ノミネートを受けてのキャストからのコメント
カルラ・ソフィア・ガスコン(エミリア・ペレス役/主演女優賞ノミネート)
一晩中眠れなかったです。なんという幻想、なんという名誉、なんという愛。9カ月のプロモーションと2年間の仕事の集大成で、充実感を感じています。
ゾーイ・サルダナ(リタ・モラ・カストロ役/助演女優賞ノミネート)
このたびのノミネート、本当に光栄で感謝の気持ちでいっぱいです。選んでくださり、心からありがとうございます。才能あふれる皆さんとご一緒できることにとても興奮しています。『エミリア・ペレス』は愛を込めて作られた作品です。アカデミーの皆さん、そして作品を評価してくださったすべての方々に感謝します。
ジャック!!BINGO!
『エミリア・ペレス』ポスタービジュアル
公開されたポスタービジュアルでは、かつて“最恐の麻薬王・マニタス”として生き、新しく女性としての人生を歩み始めた主人公エミリア・ペレスを中心に、人種や性別で実力を評価されずにきた弁護士のリタ、自分を抑え妻として母として生きてきたジェシーが映し出されている。
『エミリア・ペレス』あらすじ
弁護士リタは、メキシコの麻薬カルテルのボス、マニタスから「女性としての新たな人生を用意してほしい」という極秘の依頼を受ける。リタの完璧な計画により、マニタスは姿を消すことに成功。数年後、イギリスで新たな人生を歩むリタの前に現れたのは、新しい存在として生きるエミリア・ペレスだった…。過去と現在、罪と救済、愛と憎しみが交錯する中、彼女たちの人生が再び動き出す――。
『エミリア・ペレス』は3月28日(金)より新宿ピカデリーほかにて全国公開。
(海外ドラマNAVI)
Photo:© 2024 PAGE 114 – WHY NOT PRODUCTIONS – PATHÉ FILMS - FRANCE 2 CINÉMA COPYRIGHT PHOTO : © Shanna Besson