『SUITS/スーツ』パトリック・J・アダムス、降板の本当の理由をはじめて明かす
『SUITS/スーツ』(c) 2015 Open 4 Business Productions, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

2011年より9シーズンにわたって放送された人気リーガルドラマ『SUITS/スーツ』でマイク・ロス役を演じ、シーズン7をもって降板したパトリック・J・アダムスが、ドラマを去った本当の理由は心の健康のためだったと明かしている。

 

初めて明かす父親としての覚悟

パトリックは劇中のパートナー、レイチェル・ゼイン役のメーガン・マークルと、ジェシカ・ピアソン役のジーナ・トーレスと揃ってシーズン7で番組を卒業。その代役として、『グレイズ・アナトミー』『ファイアフライ通り』などで知られるキャサリン・ハイグルが、サマンサ・ウィーラー役で参加した。

ポッドキャスト番組「Dinner’s On Me(原題)」に出演したパトリックは降板当時を振り返り、「自分のメンタルヘルスに十分気を配っていなかったし、シーズン7終盤には飲み過ぎていました」と認めている。「かなり惨めで、すごく落ち込んでいました」と続け、「その鬱状態に対処する手段は浪費や深酒くらいしかなくて、鬱についてどう話せばいいのかも分からなかったんです」と打ち明けた。

『プリティ・リトル・ライアーズ』のスペンサー役で知られるトローヤン・ベリサリオと結婚しているパトリックには娘が二人いるが、飲酒が家族関係に悪影響を及ぼし、父親としての存在感を失っていたとも明かしている。

シーズン8に復帰するにあたり、パトリックにとって番組に残る唯一の理由はお金だけだったという。「他に何を提供すればいいのか分かりませんでした」と回想したパトリックは降板を決意し、「その決断を一瞬でも後悔したことはありません。それは結婚のために正しい選択でした。潮時だったんです」と胸内を吐露した。

降板後も活躍し続けるパトリック・J・アダムス

パトリックは『SUITS』を降板後、『マーキュリー・セブン』やミニシリーズ『Plan B(原題)』などに出演。新作として、『Wayward(原題)』をはじめ4本のドラマシリーズが待機中だ。また、『ARROW/アロー』のスティーヴン・アメルが主演するスピンオフドラマ『Suits: L.A.(原題)』に、マイクとレイチェルを登場させたいとも語っていた。

『SUITS/スーツ』シーズン1~9はNetflix、Amazon Prime VideoHuluで配信中。(海外ドラマNAVI)