『ホワイトカラー』マット・ボマーら出演のライアン・マーフィー新作ドラマがシリーズ制作決定

ヒットメイカーのライアン・マーフィー(『Glee/グリー』『9-1-1:LA救命最前線』)が米Huluで手掛ける新作シットコム『Mid-Century Modern(原題)』のシリーズ化が決まった。米Deadlineなど複数のメディアが伝えている。

『グッド・ワイフ』キャストや『フレンズ』スタッフも参加

マーフィーが製作総指揮を務めるこの新作は、米NBCで1985年から1992年にかけて放送されたシットコム『The Golden Girls(原題)』のような作品だという。『The Golden Girls』は、マイアミを舞台に、夫に先立たれたり離婚をして独りになったりした年配の女性4人のシェアハウス生活を描き、批評家から高い評価を得た。エミー賞とゴールデン・グローブ賞の作品賞も受賞しており、今なおTV史に残る傑作ドラマの一つに挙げられることもある。

『Mid-Century Modern』は公式あらすじによると、「ある程度の年齢に達したゲイの親友3人が、ある人の予期せぬ死をきっかけに、黄金期を一緒に過ごすことを決意。裕福なバニーが母シヴィル、Z世代の家政婦とともに住むパーム・スプリングスの家に一緒に住むことになる」という。

クリエイターとして、人気コメディドラマ『ウィル&グレイス』のデヴィッド・コーハンとマックス・マッチニックも参加。マルチカメラ形式のシットコムには、『ホワイトカラー』のマット・ボマーと『グッド・ワイフ』のネイサン・レインがキャスティングされた。

『ノーマル・ハート』『ボーイズ・イン・ザ・バンド』『アメリカン・ホラー・ストーリーズ』といったマーフィー作品に出演してきたマットは、『The Golden Girls』でベティ・ホワイト(『ボストン・リーガル』)が演じた天然キャラ、ローズのようなキャラクターのジェリー・フランクを演じる。『アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件』『ダーマー モンスター:ジェフリー・ダーマーの物語』でマーフィーと組んだネイサンは、成功したビジネスマンで愛を探し求めるバニー・シュナイダーマンという役どころ。そして『ケイティ・キーン』のネイサン・リー・グレアムが3人目の同居人で、ファッション業界に長く身を置いてきたエレガントなアーサーに扮する。彼らのほかには、『The O.C.』のリンダ・ラヴィンがバニーの母親で頭はいいものの独特観念の薄いシヴィルを演じる。シリーズ制作決定に合わせて、彼ら4人が写ったファーストルックも到着した。

Mid-Century Modern

舞台はゲイのメッカとして知られるカリフォルニア州のパーム・スプリングス。第1話の監督は『フレンズ』などで知られるジェームズ・バロウズが担当する。

これまでにも素晴らしい相性を発揮してきた俳優たちとの再タッグでますます期待が高まるマーフィーの新作。一流キャスト、スタッフによるコメディの日本上陸に期待したい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米TV Line

Photo:マット・ボマー ©NYKC/FAMOUS