シーズン8まで放送され、今でも人気の海外ドラマ『チャームド~魔女3姉妹』で長女プルー役を演じたシャナン・ドハティが、本作を降板したことを後悔していないと語った。米Hollywood Reporterが報じている。
世間をにぎわせた降板劇
米WBで放送され、後に米CWで放送された『チャームド~魔女3姉妹』。シャナン、アリッサ・ミラノ(『溺れる女たち ~ミストレス~』)、ホリー・マリー・コムズ(『プリティ・リトル・ライアーズ』)が3姉妹を演じ、自分たちが善良な魔女の家系の末裔であることを知った彼女たちは、「3人の力 」と呼ばれる魔術で悪魔と戦うというストーリー。シーズン3でシャナンが降板してからは、ローズ・マッゴーワン(『チョーズン:選択の行方』)がメインキャストに加わった。
自身のポッドキャスト番組「Let's Be Clear With Shannen Doherty(原題)」で『チャームド』について話をしたシャナン。フィナーレに戻るチャンスがあったとしても、やはり戻らないことを選んだだろうと語った。「ある意味では後悔しているわね。ファンのためにって意味でね。でも、私自身は後悔していない。だって、クビになったことで、私は信じられないくらいボロボロになっていたから。何年も経った後だとしても、またあのセットの中を歩いていたら、私の中ですべてがかき乱されていたかもしれない。そして、また打ちひしがれてしまったと思うから」
『チャームド』解雇以来、共演者で三女フィービー役のアリッサが解雇の原因だと主張し、プロデューサーに二人のどちらかを選ぶよう最後通牒を突きつけたと主張していたシャナン。アリッサはこの主張を“歴史修正主義”と呼び、メガコン開催時に真相を明かしている。「私が知っている真実では、過去を修正していったものはありません。ペンの投げ合いも、靴の投げ合いもありません。集合時間に遅れたり、何カ月も仲裁に入ったりすることもない。いまだにあの時を生きているかのように思い出します」
現在ステージ4のがんと闘っているシャナンはまた、「このような健康状態でいる中で、ああ、泣き出したらごめんなさい。毎日この恐ろしい病気と闘っている今の私にとって、他人が私について語ることより、私自身が真実を語ることが本当に重要なことなのです 」と話した。
『チャームド~魔女3姉妹』はシーズン1~5までがDVDリリース中。(海外ドラマNAVI)
Photo:シャナン・ドハティ© NYPW/FAMOUS