『DOC（ドック）あすへのカルテ』アメリカ版リメイク、6人の追加キャストが決定

2024年3月6日 2024年3月7日 ※本ページにはアフィリエイト広告が含まれます

イタリア発の人気の医療ドラマ『DOC（ドック）あすへのカルテ』のアメリカ版リメイクのキャストが新たに6人発表された。米Deadlineが伝えている。

実話を元に、12年間の記憶を失ったエリート医師の愛と再生の物語を描くイタリア発のヒューマンドラマ『DOC（ドック）あすへのカルテ』。アメリカ版リメイクが企画されていることは以前当サイトでもお伝えした通りだが、その主演がこの度明らかとなった。米Deadlineが伝えている。主人公が男性から女性に変更...

医療ドラマ経験者も参加

米FOXにて進められている『DOC（ドック）あすへのカルテ』リメイク。『サバイバー：宿命の大統領』『コード・ブラック　生と死の間で』といった数々のヒット作に携わってきたバービー・クリグマンが脚本と製作総指揮に加えてショーランナーを務める作品で、『ハウス・オブ・カード　野望の階段』などで知られるモリー・パーカーが主演を務めることが発表されていたが、新たなキャストが決定した。

主演のモリーに続いてこの度報じられたのは、『アフェア　情事の行方』のオマー・メトワリー、『殺人を無罪にする方法』のアミラ・ヴァン、『ナイトシフト　真夜中の救命医』のスコット・ウルフ、『Queen of the South　～女王への階段～』のジョン・エッカー、『ブラックリスト』のアーニャ・バナジー、『レジデント　型破りな天才研修医』のパトリック・ウォーカー。撮影はカナダのトロントですでに始まっているという。

イタリア版では主人公の医師は男性だったが、アメリカ版では女性に変更。ミネアポリスのウェストサイド病院を舞台に、脳の損傷によって過去8年の記憶をなくしてしまったエイミー・ラーセンを主人公にしたヒューマンドラマが描かれる。

オマーが演じるのは、ウェストサイド病院の新CMO（最高医療責任者）であるマイケル・ハムダ。にじみ出る権威と明白な知性を持つ彼は医学の博士号を取得したが、舞台裏でより多くの良いことができると気づき、MBAを取得して管理職の道へ。キャリアに情熱を傾けながらも、常に家族を最優先に考え、結婚が破綻した後も元妻と一緒に働くという複雑な関係にうまく対処し、優れた父親であろうとしている。

アミラ演じる医師ジーナ・ウォーカーは、20年にわたりエイミーの親友である神経精神医学医で温かく機知に富んだ人物。エイミーが事故に遭った後は主治医としても彼女を支える。だが、時には自分の人生でトラブルに見舞われることも。

スコット演じる医師リチャード・ミラーは、野心的で堅苦しく、自分の間違いを認めることを恐れる性格。部下に対しては非常に親切で家族にも献身的だが、その分、家庭のいざこざが仕事に影響を与えてしまうことも。かつてはエイミーの良き友人だったが、彼女が最高責任者の地位を“奪って”以来、関係が悪化。事故に遭ったエイミーに代わってその地位を取り戻す。

ジョン演じる医師ジェイク・ヘラーはチーフレジデント。同僚としてだけでなく個人的にもエイミーを尊重して愛する。エイミーがジェイクに関する記憶をなくした後も、彼女の仕事をサポートして応援している。温かく一緒にいて楽しい人物だが、胸に秘めたままのことも多く、その中には幼少期の体験や元妻との関係も。元妻レイチェルとの間に授かった5歳になる娘ミアの共同親権を持っており、良き父でもある。

アーニャ演じる医師ソーニャ・マイトラは、レジデント3年目。自虐的で面白く、時に皮肉屋な一面ものぞかせる彼女は、エイミーの同僚に対する接し方が気に入らないが、親友のジェイクがエイミーを愛しているため、複雑な状況に置かれている。結婚生活30年になる両親を持つ彼女は、家族の中で唯一の独身のため結婚のプレッシャーにさらされている。事故に遭った後のエイミーの面倒を見る羽目になり、嫌っていたボスのそれまで知らなかった面を目にすることに。

パトリック演じるTJことセオドア・コールマンは、レジデント1年目の賢く親切で強靭な人物。退役軍人で、警官の両親のもとに生まれたカリスマ的魅力の持ち主。エイミーとは長い付き合いで、医師を目指すきっかけになったのも実は彼女が理由だが、特別扱いされているといった疑惑を避けるために秘密にしている。