『ウォーキング・デッド』アンドリュー・リンカーン、自分の演技は見ない主義を翻した理由とは?

自分の演技を見ない主義の俳優として知られるアンドリュー・リンカーンだが、U-NEXTにて2月26日(月)より日米同時配信となる最新作『ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ』では見ざるを得ない状況になったそう。その理由を米Entertainment Weeklyが伝えている。

「重大な判断ミス」で一時は吐く羽目に

10年以上にわたって続き、世界中で視聴されてきた大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』だが、見ることを拒んでいる人物がいる。最初の9シーズンで主演を務めたリック役のアンドリューだ。

アンドリューが自身の出演作を見ないのは有名な話で、2013年に次のように理由を説明している。「そもそも自分を見るのが好きじゃないから。自意識の問題なんだけど、“あの演技はいいね。クールだ”って思う時もあれば“好きじゃないな”と思う時もある。そういうことが、自己認識を捨てて役に入りこもうとする俳優としての目標に打ち勝ってしまうんだ」

俳優として活動する上で大切なポリシーを貫いていたアンドリューだが、『ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ』ではこれまで通りとはいかなかった。というのも、主演を務めるだけでなく、製作総指揮にも名を連ねていたため全面的に作品作りに参加することになったからだ。

「初めて見なければいけなくなった」と話すアンドリュー。製作総指揮を務めたのは「重大な判断ミス」と冗談を交えながら、「編集作業に参加しないといけなかった。自分はプロデューサーと言っておきながら“みんなありがとう! 僕の仕事は終わったから、編集よろしくね”なんてできない」と説明した。

出演作を見る羽目になったことについては「嫌悪療法のようだった」とコメント。「作品を見るようになってから一週間は車の中で嘔吐していたけど、その後は距離を置くことができるようになった。自分以外のキャストに集中することで、最初に感じた衝撃を乗り越えることができた。見られたことはある意味良かったよ」と回想している。

(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly

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