米ABCの大ヒット医療ドラマ『グッド・ドクター 名医の条件』のファイナルシーズンに参加する2名の新キャストが明らかに。新たに自閉症の俳優が起用され、米国テレビ史に新たな歴史を刻むことが明らかになった。
自閉症のキャラクターを演じる米国テレビ史上初の自閉症の俳優
シーズン7をファイナルシーズンとして幕を下ろすことが決定した『グッド・ドクター』。新たに『Unsolved:未解決ファイルを開いて』のウェイヴィー・ジョーンズとカイラ・クロマーが出演することが決定した。
New #TheGoodDoctor cast member #KaylaCromer was the first person with autism to play an autistic character in a series regular role on American television on #EverythingsGonnaBeOkayhttps://t.co/q5egxRg838
— TV Insider (@TVInsider) January 18, 2024
カイラは、2020年のコメディドラマ『Everything's Gonna Be Okay(原題)』で、レギュラーキャストとして自閉症のキャラクターを演じる米国テレビ史上初めての自閉症の俳優になり、『グッド・ドクター』でも再び自閉症のキャラクターでキャスティングされた。彼女が活躍すればするほど、自閉症の人々をテレビで代表する機会が増えるということ。今後にも高い期待が寄せられている。
一方Netflixシリーズ『Unsolved:未解決ファイルを開いて』でブレイクしたウェイヴィー。2パックとノトーリアス・B.I.G.という90年代人気ラッパーの殺人事件の実話を描くリミテッドシリーズで主演ジョシュ・デュアメルの傍ら、ウェイヴィーはノトーリアス・B.I.G.ことビギー・スモールズを熱演し注目を集めた。
カイラが演じるチャーリーとウェイヴィーが演じるドムは、どちらも医学生。初めての外科ローテーションに意欲的ではあるものの、セント・ボナベンチャー病院のペースの早い世界では未熟で試されていない姿が描かれるという。
パワーがみなぎりエネルギッシュなチャーリーは、サン・ホセ空港で男の子の命を救う動画を見た時からショーンに憧れを抱いており、ローテーションはもちろんのこと、憧れのヒーロー的存在ショーン・マーフィーと一緒に働くことも楽しみにしている。
元フットボール選手の心が優しいドムは、十分なサービスを受けられていない地域で家庭医になることが目標。この外科ローテーションもそのために必要な過程として臨もうとしていたが血を見て気を失ったとき、自分が見た目ほどタフではないことを知る。新たに発覚した血液恐怖症を克服することはできるのか…。
この二人が初登場するのは第2話にて。これはフレディが監督を務めるエピソードで、2月20日に米ABCで放送予定だ。
1月11日にシーズン7がファイナルシーズンになることが発表された本作。主演のフレディは当時の声明で「ショーン・マーフィー医師を演じたことは、とても光栄で、私の人生で最も目覚ましく、実りある経験のひとつでした。デイヴィッド、リズ、エリン、そしてこの番組を可能にしてくれた才能溢れる(そして素敵な)キャスト、脚本家、スタッフにいつも感謝しています。深く思いやる気持ちが、私たちをここまで導いてくれた。ソニーとABC、そして自宅で一緒に見守ってくれた皆さんに感謝します。バンクーバーより愛を込めて…テキーラ、スタット(tequila, stat)!」とコメントしていた。
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