ホラー映画『ポルターガイスト』のドラマ版がAmazonで製作か

大ヒットホラー映画『ポルターガイスト』のドラマシリーズ版が、現在Amazon MGMスタジオで計画されていることが、米Varietyの独占取材でわかった。

夏といえば怖い話！ホラー系おすすめ海外ドラマ

夏の風物詩とも言えるホラー。スリリングな展開、超常現象、時にはバイオレンスな描写で見るものをハラハラさせる。映画として製作されることの多かったジャンルだが、視聴者がより物語に没頭しやすいテレビでもさまざまな作品が製作されてきた。 このほど米Colliderは、アメリカの掲示板型ソーシャルサイト「Re...

映画の世界が舞台

このドラマ版では、『アンダー・ザ・ドーム』『SMASH』などのダリル・フランクと『ジ・アメリカンズ』『レジデント・エイリアン』のジャスティン・ファルヴェイが製作総指揮を務める。アンブリンは1982年のオリジナル映画『ポルターガイスト』を製作し、スティーブン・スピルバーグ監督（『ジュラシック・ワールド』）がストーリーを考え、共同で脚本を書き、プロデュースした。脚本家は未定。

現時点では、映画の世界を舞台にするということ以外、プロットの詳細などは明かされていない。オリジナルの『ポルターガイスト』は、新しい家に引っ越してきたものの、そこが幽霊屋敷だったことを発見したフリーリング一家が主人公。幽霊たちが幼い娘を誘拐した後、フリーリング一家は超心理学者や霊媒師と協力して娘を解放し、幽霊たちから逃げると言う物語だ。

2つ目のドラマシリーズ

オリジナル映画は公開と同時に大成功を収めた。1,070万ドルの予算に対し、全世界で約1億2,100万ドルの興行収入を記録した。また、アカデミー賞では視覚効果賞、音響効果編集賞、オリジナル・スコア賞の3部門にノミネートされた。その後、1986年に『ポルターガイスト2』と1988年に『ポルターガイスト3／少女の霊に捧ぐ…』の2本の続編が作られた。霊媒師タンジーナ・バロンズを演じたゼルダ・ルビンスタインとキャロル・アン・フリーリングを演じたヘザー・オルークは、映画3作すべてに出演した。また、オリジナル作品のリブート『ザ・ポルターガイスト　悪魔の棲む家』も製作され、2015年に公開された。

Amazon MGMスタジオのプロジェクトが前進すれば、『ポルターガイスト』の世界を舞台にした2つ目のドラマシリーズとなる。『ポルターガイスト：レガシー①特別編』シリーズは米Showtimeで3シーズン放映された後、1999年に米Sci-Fi Channelでファイナルとなるシーズン4が放映された。この番組では、レガシーと呼ばれる世界的なグループが超自然的な危険から人類を守る姿を追った。

これはまた、Amazonが名高いスタジオを買収して以来の、MGMの有名なIPを映像化しようとする最新の試みでもある。同社のストリーミング部門は、すでに『ロボコップ』シリーズ、『キューティ・ブロンド』シリーズ、『バーバーショップ』シリーズなどを基にした新しいプロジェクトに取り掛かっている。

（海外ドラマNAVI）