主演した人気ドラマ『モーツァルト・イン・ザ・ジャングル』のコメディ演技で高い評価を受け、チェ・ゲバラの若き頃を演じた『モーターサイクル・ダイアリーズ』や『バベル』といった映画でも知られるメキシコ出身のガエル・ガルシア・ベルナルが、母国から生涯功労賞を贈られることが明らかとなった。
メキシコの物語に命を吹き込み、光を当てたことを評価
米Deadlineによると、11月1日(水)にロサンゼルスのハリウッド・フォーエバー・セメタリーで開催されるディア・デ・ムエルトス(死者の日)祝賀会で、第1回プレミオ・ヴィダ・イ・レガド(生涯功労賞)がガエルに授与されるという。
今年で3回目を迎えるこの祝賀会は、ラテン系の文化、そして亡くなった家族を称え、選ばれた家族を団結させるというメキシコの伝統に敬意を表するイベントだ。
毎年、この祝賀会を主催しているメキシコ系アメリカ人のファインアート・著名写真家であるカルロス・エリック・ロペスが声明にて、「プロデューサー・俳優としてラテンアメリカの物語の数々に命を吹き込み、メインストリーム文化に居場所を与えてきた映画界の真のアイコンであるガエル・ガルシア・ベルナルに、第1回ディア・デ・ムエルトス賞を贈ることができて光栄です」と述べた。
これまでにガエルは、メキシコ青春映画『天国の口、終りの楽園。』や『太陽のかけら』、『ジュリエットからの手紙』、『天国にちがいない』、メキシコを舞台にしたアニメ映画『リメンバー・ミー』など、英語・スペイン語作品で活躍し、ハリウッドにおけるラテン系作品の促進に貢献した。伝記やアメコミ作品など幅広い分野の作品で、コメディからシリアスまで巧みな演技を披露して活躍を続けている。
昨年はマーベル作品『マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト』に主演し、今年に入ってからは『カサンドロ リング上のドラァグクイーン』と『ザ・マザー』という映画2本がお披露目された。今後は、怪盗ゾロを描く映画『Z(原題)』に主演するほか、スリラー映画『Holland, Michigan(原題)』や、移民問題を描く新作ドラマ『Hombre(原題)』など6作品が待機中だ。
『ウェアウルフ・バイ・ナイト』はDisney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
参考元:米Deadline
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Photo:ガエル・ガルシア・ベルナル © NYKC/FAMOUS