『ONE PIECE』実写版ドラマ、原作のどのストーリーが描かれる?

尾田栄一郎による少年漫画・アニメシリーズをドラマ化した『ONE PIECE』。Netflixによる実写版ドラマは8話構成となるため、100巻以上も出版されている漫画や、1000話を超えるアニメシリーズの物語を全て網羅できないのは周知の事実だが、ドラマ版では具体的に原作のどの部分が描かれるのだろうか?

原作の「東の海(イーストブルー)編」にフォーカス

Colliderによると、実写版ドラマは、原作の「東の海(イーストブルー)編」に焦点が当てられ、このサーガは、漫画の最初の100章とアニメシリーズの第1~61話分の物語に当たるという。

その概要は、「時は大海賊時代。この世の全てを手に入れた男がいた。その名は海賊王ゴールド・ロジャー。遥かな大海原のグランドラインには、彼が残した“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”が隠されているという。伝説の秘宝を求め、人々は競うように海へと漕ぎ出していく。そして、ここにもグランドラインを目指す者が一人。悪魔の実と呼ばれる“ゴムゴムの実”を食べ、全身がゴムのように伸びるモンキー・D・ルフィだ。幼少時代に赤髪のシャンクスから麦わら帽子を託された彼は、海賊王になる大きな野望を抱いていた。海へと乗り出したルフィは航海の中で大冒険を繰り返し、様々な人々と出会っていく。信頼できる個性的な仲間、悪党や海軍などたちフラがる強大な敵…。まだ見ぬ世界へ向けて帆を立てろ! 歴史を変える大航海が今、出航の時を迎える!」と紹介されている。

「オレンジの町編」から「ローグタウン編」

東の海編を構成する物語の章、「オレンジの町編」でルフィとゾロは初めてナミと出会う。ナミは海賊を軽蔑しているが、ピエロに扮した海賊バギーから町を解放するために三人で協力する展開に。こうしてナミは新たなナビゲーターとしてルフィたちの冒険に加わり、次に辿り着いたシロップ村で一行はウソップと遭遇。海賊の襲撃が迫っていた村を救った彼らは、麦わらの一味にとって最初の船となるゴーイング・メリー号を手に入れる。

次に麦わらの一味は水上レストラン“バラエティ”を訪れ、シェフとして働くサンジと協力し、ライバルの海賊に乗っ取られないよう自分たちの船を守るが、ナミが逃走してしまう。次の「アーロンパーク編」でナミを追った一行は故郷の島へ戻るが、そこは超人的なパワーを持つアーロンと魚人海賊団の圧政下にあった。アーロンは麦わらの一味にとって強力な敵となるが、ルフィたちはナミと共に村を彼の支配から解放するために戦う。

そして、実写版で最後に描かれるのは「ローグタウン編」だ。麦わらの一味は、元海賊王ゴールド・ロジャーが生まれて処刑された地、ローグタウンに到着。一行は、壮大な冒険の次のステップとなるグランドラインに到達するために、強力な海兵隊の船長や過去の敵と対峙しなければならなくなる──。

実写版がシーズン2へ更新されれば、続けて原作シリーズの物語を追って描くことになるだろう。実写版『ONE PIECE』は、Netflixにて8月31日(木)に独占配信開始。(海外ドラマNAVI)

Photo:Netflixシリーズ「ONE PIECE」2023年8月31日(木)世界独占配信 / (C)尾田栄一郎/集英社