スティーヴィー・ニックス、『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』にドはまり

“ロックの歌姫”ことスティーヴィー・ニックスが、Amazon Prime Video(アマゾンプライム)で配信中の『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』を2度見るほどドはまりしているようだ。米Entertainment Weeklyが伝えている。

作品の主人公を自分に重ねて

『きっと、星のせいじゃない。』や『(500)日のサマー』の脚本家として知られるスコット・ノイスタッターがクリエイターを務める全10話の音楽ドラマ『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』。1970年代に絶頂期を迎えるも電撃解散したバンドの盛衰を追うモキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)だ。

同作で描かれていることはすべてフィクションながらも、巷ではロックバンドのフリートウッド・マックと似ていると指摘する声もちらほらあがっていた。そんな中、同バンドのボーカルを務めていたスティーヴィーがメンバーとして初めてこの作品に関して口を開き、話題を呼んでいる。

自身のInstagramを更新して作品を絶賛したスティーヴィー。「ちょうど『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』の2回目を見終わったところ。最初は私の話ではないように感じたけど、ライリーのストーリーはごく自然に私の物語になった」と“ロックンロールの申し子”デイジー・ジョーンズを演じたライリー・キーオに賛辞を送った。

キャストたちは1970年代のロックバンドにインスピレーションを受けて役作りに励んだが、これまでにこうした音楽史に残るミュージシャンから作品に対する直接的なコメントをもらったことはなかった。

スティーヴィーは2022年11月にこの世を去ったバンドメンバーのクリスティン・マクヴィーへの想いも綴っており、「(このドラマを見ていると)昔の記憶が呼び戻されて、自分の物語を見ている幽霊になった気分だった。とても感情的になってしまったわ。クリスティンも見られたら良かったのに。彼女も気に入ったはず」と述べている。

製作総指揮を務めるリース・ウィザースプーンは、このスティーヴィーの発言に感激したようで「私のスター、スティーヴィー!! これはチームみんなにとって大きな意味を持つわ。道を切り拓いてくれてありがとう!」とコメント。さらに主演のライリー、バンド仲間ビリーを演じたサム・クラフリンや、その妻を演じたカミラ・モローネも絵文字を並べて反応し、喜びを露わにしている。

テイラー・ジェンキンス・リードの同名小説に基づく本作はリミテッドシリーズのカテゴリーでエミー賞にノミネートされており、原作の内容もすべて反映されていたため続編が制作される見込みは低いものの、スティーヴィーはシーズン2への更新に期待しているという。

製作陣は更新の可能性について口を閉じているが「デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックス」としてのライブ開催をしたいと考えているそう。世界ツアーとして日本にも訪れてほしいものだ。

『デイジー・ジョーンズ・アンド・ザ・シックスがマジで最高だった頃』(全10話)はAmazon Prime Videoで配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Entertainment Weekly