『皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて』(以下、『皇帝の恋』)が視聴できるおすすめの動画配信サービスを紹介。さらに、あらすじやキャスト、スタッフなどの情報についても紹介する。
目次
中国ドラマ『皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて』作品情報
『シンデレラはオンライン中!』で一躍大人気女優となったジェン・シュアン演じる下級宮女と、『宮廷の泪・山河の恋』など数多くのドラマに出演しているハウィック・ラウ演じる皇帝のラブロマンス。
これまでの「寵愛を争う貴妃たちの物語」という後宮ドラマのドロドロとしたイメージから脱却し、未だかつてなかった「後宮の純愛」がテーマとなった本作は、多くの視聴者から高い評価を得た。
作品名 | 『皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて』 |
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原題 | 寂寞空庭春欲晚 |
製作 | 2016年 |
話数 | 全39話(TV版オリジナル話数) 全40話(未カット版オリジナル話数・日本語話数) |
監督 | ウー・ジンユアン |
キャスト | ハウィック・ラウ、チェン・シュアン、ジャン・ビンビン、ミー・シュエ ほか |
中国ドラマ『皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて』あらすじ
時は清康熙8年。若くして即位した第4代皇帝・康熙帝(こうきてい)は朝廷で権力を振るっていた宰相・オーバイを取り押さえ、残党を一掃した。一味の討伐から生き延びた親王の娘・良児(りょうじ)は追われていたところを葉三(ようさん)と名乗る少年(康熙帝)に救われ、再会の約束をする。
無事に親戚の家まで行き着いた良児だったが、不運にも悪党に狙われ記憶を失ってしまう。納蘭容若(ならんようじゃく※以下、容若)は、良児を朝廷に引き渡そうとする父を説得し、これ以上命を狙われないようにするため、彼女の名を衛琳琅(えいりんろう)に改名し、使用人としてかくまう。
数年後、成長した二人は恋仲となるが、それを許さない容若の父や姉が彼女を追い出す。行き場を失った琳琅は宮中で働きはじめる。
康熙帝は、琳琅こそが幼少期に出会い探し続けていた良児だと知り、彼女の記憶を取り戻そうとする内に深く愛するように。しかし、康熙帝の最も信頼を置く侍衛・容若の長年の想い人が琳琅であることを知り…。
『皇帝の恋』視聴可能な配信サービスは?
『皇帝の恋』第1話から最終回まで観られる動画配信サービスは下記の通り。
動画配信サービス | 配信状況 |
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U-NEXT(ユーネクスト) | × |
Amazon Prime Video | × |
Disney+(ディズニープラス) | × |
Hulu(フールー) | × |
Netflix(ネットフリックス) | × |
現在、上記の中に配信している動画配信サービスはない。
中国ドラマ『皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて』主要キャスト
康熙帝:ハウィック・ラウ(劉愷威)
冷酷だが、周辺の人には情に厚い一面も。幼い頃に出会った良児を想い続ける。琳琅が良児であることを知り、彼女の記憶を取り戻させようと奮闘する。
康熙帝を演じるのは、『画皮2 真実の愛』や 『宮廷の泪・山河の恋』などこれまで多くの作品に出演してきたハウィック・ラウ。
本作の制作が決定したのは2010年だったが、実際にクランクインしたのはなんと5年後の2015年。しかし、彼が康熙帝の役を非常に気に入っていたため、5年間待ち続け、本作の撮影が決まると、全てのスケジュールを後回しにして参加したそう。
また、私生活では2014年に中国女優ヤン・ミーと結婚。その後2018年に離婚を発表したが、一女に恵まれている。娘を「小糯米」(日本語で「もち米ちゃん」)というあだ名で読んでいるのが「かわいい!」とネット上で話題になった。
衛琳琅:ジェン・シュアン(鄭爽)
宮中で洗濯係として働いている。親王の娘でありながらも、幼少期の記憶がない。康熙帝と出会い愛を育んでいくが、記憶を取り戻したとき、彼こそが仇人であると知ることとなる。
衛琳琅を演じるのは、『古剣奇譚 久遠の愛』や 『皇后的男人〜紀元(とき)を越えた愛〜』で注目度が上昇したジェン・シュアン。ハウィック・ラウとは、2015年に公開された中国ドラマ『名家の恋衣』以来二度目の共演になる。
2015年に行われた制作発表会には、作中の姿そのままで登場。香港デザイン界の巨匠・ウー・バオリン(呉宝玲)が手掛けた衣装が非常に気に入っていると話した。
主な出演作:『シンデレラはオンライン中!』『2人の王女』『古剣奇譚~久遠の愛〜』
納蘭容若:チャン・ビンビン(張彬彬)
琳琅の幼馴染で、長年彼女を想い続けている。琳琅を何度も皇宮から連れ出そうとしたが失敗。偽りの過去を教え込んでいたが、幼い頃の記憶を取り戻し信頼を失う。
容若を演じるのは、『逆転のシンデレラ~彼女はキレイだった~』や『シンデレラはオンライン中!』など人気作に多数出演しているチャン・ビンビン。
クールな役柄が多いチャン・ビンビンだが、彼自身が感情をあまり表に出さない性格なのもハマり役になっている理由の一つと言える。
最近ではヘアエステティックブランドであるケラスターゼの中国公式アンバサダーになるなど、ドラマだけでなく多方面で活躍している。
注目を集めた子役
物語の序盤では康熙帝と琳琅の子ども時代が描かれている。本国では、そこで演じた子役にも注目が集まり、話題になった。
琳琅を演じたのは、当時9歳だったグ・リサ(葛莉莎)。幼い頃の康熙帝とのシーンや幼馴染の容若と成長していくシーンで子どもの頃の様子を演じている。撮影現場に宿題を持ち込み、空き時間を使って終わらせることで、お芝居の仕事との両立を実現していたそうだ。
康熙帝は実在した人物
『皇帝の恋』でハウィック・ラウが演じた康熙帝は実は実在した人物。
清時代の第4代皇帝で、中国王朝史上最大の繁栄を築いたとされており、今でも名君として呼び声が高い。
また、8歳で即位し16歳で親政を始め、(※諸説あり)清の統治を確立させた。歴代皇帝の在位期間は約10~30年ほどだったが、康熙帝は中国の歴代皇帝の中で最も長い60年だとされている。
【ネタバレ】『皇帝の恋』の最終回はどうなった?
悪人の娘であることを知りながらも琳琅を手放そうとしない康熙帝に、皇帝としての自覚を促す太皇太后。琳琅を生かしておくわけにはいかないため、彼女に自害を命令する。自害用の白帯を持ってきたのは、容若の姉で、数年前命を救ってくれた恵妃だった。ついに白帯に手をかけたとき、現れたのは康熙帝。琳琅に一生会わないことを条件に、彼女の命を助けたのだ。二人は最後の夜を共に過ごし、それから二度と会うことはなかった。
40年後、年老いた康熙帝は枕元に琳琅から贈られた刺繍を置いて崩御した。
中国ドラマ『皇帝の恋 寂寞の庭に春暮れて』を見よう
同時期に放送されたドラマのランキングでほとんどの話数が視聴率第1位になった人気作。出演している俳優陣も豪華な俳優陣で、後宮での純愛ストーリーは珍しいもの。身分差の恋や時代劇を探している人には間違いなしなドラマ。ぜひ、チェックしてみて。