リーアム・ニーソンが主演を務める、マーティン・キャンベル監督最新作『MEMORY メモリー』が、5月12日(金)より全国公開となる。本作でFBI捜査官のヴィンセント・セラを演じるガイ・ピアースの場面写真が解禁された。
殺し屋とFBI捜査官がタッグ
50代後半で出演した2008年の『96時間』から15年、アクションスターとして一時代を築き上げてきたリーアム。いまや70代に突入した彼が、キャンベル監督(『007/ゴールデンアイ』『007/カジノ・ロワイヤル』)と初タッグを組んだ作品で演じるのは、アルツハイマーによって記憶を失っていく殺し屋アレックス・ルイス。「子どもは絶対に殺さない」という誓いのもと、人生でただ一度の正義を貫く悪のヒーローに挑む。刻⼀刻と症状が進行し、余命わずかとなった殺し屋が、FBIに追われながら黑幕と対決するタイムリミット・アクションだ。
そんなアレックスを追うFBI捜査官を演じるガイは、1997年の『L.A.コンフィデンシャル』でハリウッドデビューを果たし高い評価を受けた。『ハート・ロッカー』『英国王のスピーチ』『プロメテウス』といった映画に出演してきた彼は、ドラマ界でも活躍。『ミルドレッド・ピアース 幸せの代償』と『メア・オブ・イーストタウン/ある殺人事件の真実』でケイト・ウィンスレットと共演し、『不良探偵ジャック・アイリッシュ』シリーズで主演を務めている。なお、ガイも奇遇なことに、クリストファー・ノーラン監督作『メメント』で10分間しか記憶力が持たないという記憶障害を抱えたキャラクターを演じていた。
ガイが『MEMORY メモリー』で演じるのは正義を重んじるFBI捜査官のヴィンセント・セラ。FBIという立場でありながらも、正義のためにリーアム演じる殺し屋と手を組む姿が描かれている。
そんなキャラクターと彼を演じるガイについて、キャンベル監督は以下のように話している。「ヴィンセント・セラ捜査官という人物は、うまく機能していない法制度の改革に取り組んでいて、それによって傷を負い苦しんでいる。ガイは、このキャラクターの一瞬一瞬に信憑性をもたらした。彼は本当に献身的な役者で、血のにじむような努力をするし、どこでだって不適切な行動をしない」
『MEMORY メモリー』あらすじ&予告編
完璧な殺し屋として裏社会でその名を馳せてきたアレックスが、引退を決意する。アルツハイマーを発症し、任務の詳細を覚えられなくなってしまったのだ。これが最後と決めた仕事を引き受けるが、ターゲットが少女だと知ったアレックスは契約を破棄する。「子どもだけは守る」という唯一の信念を貫くため独自の捜査を開始したアレックスは、財閥や大富豪を顧客とする、巨大な人身売買組織の存在を突き止める──。
『MEMORY メモリー』は5月12日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
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