『如懿伝（にょいでん） ～紫禁城に散る宿命の王妃～』が視聴できるおすすめの動画配信サービスを紹介。さらに、あらすじやキャスト、スタッフなどの情報についてもまとめた。記事後半には、人気ドラマ『瓔珞<エイラク> ～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～』との比較や最終回のネタバレも。
目次
中国ドラマ『如懿伝（にょいでん） ～紫禁城に散る宿命の王妃～』とは？
『如懿伝』は清朝第6代・乾隆帝の時代、愛憎渦巻く後宮が舞台となった宮廷史劇。彼の側室から皇后となったヒロインの、切なくも美しい一生が描かれる。
“中国版エミー賞”とも表される国劇盛典にて4部門受賞、配信開始から最終回終了後までに総視聴再生回数は165億回超えの大ヒットを果たし、世界中で話題となった本作は見どころが目白押し。
製作陣は『宮廷の諍い女』のリュウ・リエンズーが原作・脚本を、日中合作ドラマ『蒼穹の昴』のワン・ジュンが監督を務めるという充実ぶりで、何よりも注目したいのは96億円という圧倒的な総製作費。国内ではなかなかお目にかかれない、圧倒的なスケールでの豪華絢爛な宮廷絵巻に心奪われること間違いなし。
作品概要
中国ドラマ『如懿伝（にょいでん） ～紫禁城に散る宿命の王妃～』
| 原題 | 『如懿傳（繁体字）／如懿传（簡体字）』 |
|---|---|
| 制作年 | 2018年 |
| 監督 | ワン・ジュン |
| 脚本 | リュウ・リエンズー |
| エピソード数 | 全87話 |
あらすじ
烏拉那拉如懿（ウラナラ・にょい）と愛新覚羅弘暦（アイシンギョロ・こうれき）は相思相愛の幼馴染。側室として弘暦のもとへ嫁いだ如懿は、正妻にはなれずとも彼に深く寵愛されていた。
しかし弘暦がいわゆる乾隆帝として即位すると、互いを一途に想い合う二人にも数々の試練が降りかかる。寵妃である如懿には后妃たちからの嫉妬が降りかかり、若き皇帝となった弘暦は朝廷で自身の支持基盤を築く必要があった。
陰謀や権力闘争、数多の出会いや別れを経てもなお、彼らの愛は変わらず在り続けることができるのか――。
最終回まで全話無料で視聴可能な配信サービスは？
『如懿伝』を第1話から最終回まで観られる動画配信サービスは下記の通り。
| U-NEXT（ユーネクスト） | 独占見放題配信 |
|---|---|
| Amazon Prime Video（アマゾンプライム） | レンタル・購入のみ（※第1話無料） |
| Lemino（レミノ） | × |
| Disney+（ディズニープラス） | × |
| Hulu（フールー） | × |
| Netflix（ネットフリックス） | × |
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『如懿伝』の登場人物と豪華キャストを紹介
『如懿伝』を彩る魅力的な登場人物と、彼らに命を吹き込んだ豪華俳優陣をピックアップ。役柄はもちろん、ドラマでの注目ポイントから過去の出演作まで一挙に紹介する。
烏拉那拉如懿／嫻妃：ジョウ・シュン
運命に翻弄されながらも愛と信念を貫き続ける、気高いヒロインはジョウ・シュンが好演。タイトルロールの大役を務め上げた彼女は「四小花旦」と称される中国の四大若手トップ女優の一人とされ、1991年にデビューを果たすと『ふたりの人魚』『ウィンター・ソング』など数々の映画・ドラマで活躍した。
2012年には『クラウド アトラス』でハリウッド映画デビュー。18年には、岩井俊二監督の小説「ラストレター」（日本では2020年『ラストレター』として映画化）を原作に、中国を舞台にローカライズした映画『チィファの手紙』で主演。雰囲気のある美貌と高い演技力を武器に幅広く活躍している。
主な出演作：『小さな中国のお針子』『女帝 ［エンペラー］』
公式Instagram：なし（公式Weibo：https://weibo.com/zhouxunstudio）
愛新覚羅弘暦／乾隆帝：ウォレス・フォ
ウォレス・フォ扮する乾隆帝は、清朝はもちろん長い中華史のなかでも類いまれな繁栄を現出させた名君とされている。あどけなさが残る青年期から威厳に満ちた壮年期まで、端正な顔立ちを活かしつつも纏うオーラをがらりと変える演技が印象的。
本作撮影時には清朝の特徴的な髪型「辮髪」のためバリカンでスキンヘッドに。ドラマのシリアスな雰囲気からは一変、ジョウ・シュンらキャストやスタッフたちとの和やかな様子にも癒される。
主な出演作：『花千骨（はなせんこつ） ～舞い散る運命、永遠の誓い～』『金蘭良縁』
公式Instagram：なし（公式Weibo：https://weibo.com/u/2440051591）
珂里葉特海蘭／海常在：チャン・チュンニン
乾隆帝の側室であり、如懿の大親友。おとなしく控えめな性格だが、家格の低さもあいまって他の妃嬪によるいじめの標的となってしまう。
演じたチャン・チュンニンは2014～5年にかけて本国で放送されたファン・ビンビン主演作『武則天 -The Empress-』への出演が大きな話題を呼んだ。物語の途中で豹変する衝撃的な役どころを演じただけに、海蘭としての行く末にも注目。
『瓔珞<エイラク> ～紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃～』との違いは？
乾隆帝の後宮を舞台にしたドラマといえば、『如懿伝』と同年の『瓔珞』を思い浮かべる人も多いのでは？
『如懿伝』のヒロインは乾隆帝の2人目の皇后となった清高宗継皇后がモデルとなっている一方で、『瓔珞』は乾隆帝の皇貴妃であった孝儀純皇后の人生を描いた。彼女は死後、息子（のちの嘉慶帝）が皇太子に立てられたのを機に皇后の位を贈られていることから、3人目の皇后とされることもしばしば。
ヒロイン以外にも登場人物の描かれ方や一部設定が異なる部分もあり、作品同士はもちろん史実とも比べることで、ドラマの魅力を余すところなく味わえるはず。
【ネタバレ】『如懿伝』の最終回は？
皇貴妃の悪事が暴かれたことで禁足を解かれた如懿だったが、彼女は皇后の証である金冊と印璽を受け取らず、駆けつけた妃嬪たちとの面会も拒絶。乾隆帝が狩猟に出かけた日の夜、眠るように息を引き取る。
乾隆帝は如懿を側室の格で埋葬し、あらゆる記録から彼女に関する記述を削除させることに。それは彼女への怒りや処罰というよりも、権勢や地位には目もくれなかった如懿を、皇后という位から自由にするためだった。
嘉慶4年の冬、太上皇となった乾隆帝は如懿が生前切り落とした黒髪と自身の白髪を一緒にした箱を握って崩御する。側では如懿の愛した緑梅から、久方ぶりに新たな芽が萌え始めていた。
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誰もが権謀術数をめぐらすことに明け暮れた宮廷で、信念を貫き、かたくなに真実の愛だけを求め続けた如懿。時にはもどかしくもあるが、美しく胸を締め付けられるような彼女の生き方に感涙必至の作品だ。
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