人気犯罪サスペンスドラマ『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』で4シーズンにわたって主演し、映画『ボヘミアン・ラプソディ』でアカデミー賞主演男優賞に輝いたラミ・マレック。映画・ドラマ界を又にかけ、確実にキャリアを重ねているラミが、20世紀に喜劇俳優として名を残したバスター・キートンを描くリミテッドシリーズに出演することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
“三大喜劇王”の一人
バスター・キートンは、チャールズ・チャップリンとハロルド・ロイドと並び、“三大喜劇王”の一人としてサイレント時代を中心に活躍。ボードヴィル芸人の両親のもとに生まれたバスターは幼い頃から舞台に出演し、“ザ・スリー・キートンズ”の名で各地を巡業して人気を博す。1917年、喜劇スターのロスコー・アーバックルと出会ったことがきっかけで映画の道へ進み、子役から俳優、コメディアン、映画監督に転身。無声映画で最もよく知られるバスターは、トレードマークの身体的な喜劇と無表情の演技が特徴で、“グレート・ストーン・フェイス”という愛称で親しまれた。代表作には、『キートンの大列車追跡』や『キートンの電気屋敷』、『キートンのカメラマン』などがある。
製作陣は?
ワーナー・ブラザース・テレビジョン製作によるリミテッドシリーズで指揮を執るのは、DC映画『THE BATMAN -ザ・バットマン-』で監督・脚本を務めたマット・リーヴス。ラミは、『フォー・オール・マンカインド』のデヴィッド・ウェドルとプロデューサーも兼任する。現在、『メディア王~華麗なる一族~』や『Veep/ヴィープ』のテッド・コーエンが、脚本・製作総指揮として交渉に入っているとのこと。スタジオは、ジェームズ・カーティスの著「Buster Keaton: A Filmmaker’s Life(原題)」を下敷きにすることを検討中で、本著の権利獲得に向けて動いている。
『ボヘミアン・ラプソディ』でオスカーを獲得して一躍時の人となったラミは、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』でヴィラン役に挑戦。デンゼル・ワシントンと共演した犯罪サスペンス映画『リトル・シングス』、実話を背景に描くデヴィッド・O・ラッセル監督の意欲作『アムステルダム』などに出演。最近は主に映画界を拠点にしていたラミにとって、バスター・キートン役で主演するリミテッドシリーズはドラマ界への久々のカムバックとなる。
『MR. ROBOT/ミスター・ロボット』シーズン1~4は、Amazon Prime Video(アマゾンプライムビデオ)にて配信中。(海外ドラマNAVI)
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Photo:ラミ・マレック©James Warren/Famous