米ABC製作による大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』シーズン19が今秋に放送開始されるが、主人公メレディス・グレイを演じるエレン・ポンピオの登場回数が激減するようだ。
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シーズン19へ更新の『グレイズ・アナトミー』、今後目指すところとは?
先日、米ABCは大ヒット医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』のシーズン19への更新を発表。主人公メレディス・グレイを演じるエレン・ポンピオと新たに1年間の契約を結び、彼女が共同製作総指揮から製作総指揮へ昇格したことも明らかになった。また、ショーランナーのクリスタ・ヴァーノフも続投し、スピンオフ『STATION 19』との…
出演は、わずか8話もしくは半分以下
ここ近年、エレンは番組降板の可能性について度々口にしていたが、2021年1月にシリーズの出演契約を延長している。しかし情報筋によると、シーズン19では“限られた範囲内”での出演に留まり、わずか8話、もしくは計20~23話で構成される新シーズンの半分以下のエピソードにしか登場しないとのこと。米TV Lineによると、出演回数は減るものの製作総指揮として残留し、引き続き全エピソードのナレーションは担当するという。
このニュースと同じタイミングで、エレンが主演&製作総指揮を務める米Hulu製作による新作ドラマ『Untitled Orphan Project(原題)』の製作が決定した。同作は、全8話構成となり、米中西部に暮らす夫婦が小人症を患う8歳の少女を養子に迎えた実話に着想を得ており、『グレイズ・アナトミー』以外の作品でエレンが主演を務めるのは実に約20年ぶりのこととなる。
シーズン19におけるエレンの出演回数激減は、シリーズの存続にも影響するものと見られる。今年5月にエレンは、「『グレイズ・アナトミー』はメレディスなくして成り立つのか?」という質問に、「たくさんの世代の医療従事者に影響を与えてきた。だから、若者にとってこれはすごくいいコンテンツだと思うし、私たちは若い人のために試し続けていくつもり。私が関わることは必ずしも必要ではなくて、私を超えて続いていくの」と回答。エレンの穴を埋める俳優を見つけられるかとの問いには、「おそらく誰かを見つけると思うし、見つけないかもね」と答えていた。
なお、シーズン19ではエレンの登場回数が減る変わりに、『Glee/グリー』のハリー・シャム・Jrが外科1年目のレジデント、ダニエル・“ブルー”・クワン役で、『REIGN/クイーン・メアリー』のアデレイド・ケインが外科研修医のジュールズ役で出演することが決定している。
果たして、『グレイズ・アナトミー』はシーズン20を迎えることができるのか、今後の動向に注視しておきたい。シーズン19はABCにて2022年10月6日(木)に放送スタート。Disney+(ディズニープラス)にて配信中。(海外ドラマNAVI)