マーベルファンの間でも特に人気が高く、Netflixでのシリーズが打ち切りになった際は嘆く声も多かった『デアデビル』。新たにDisney+(ディズニープラス)にてシリーズ化の企画が進行中であるとVarietyが伝えている。
今回Disney+で製作が進められると報じられた新たな『デアデビル』シリーズ。製作総指揮は『コバート・アフェア』のクリエイターコンビ、マット・コーマンとクリス・オードが務め、二人は脚本も担当するという。
昼間は弁護士として働き、夜は五感を研ぎ澄まして悪と戦う盲目のヒーロー“デアデビル”ことマット・マードックは、1990年にレックス・スミスによって初実写化。2003年には、ベン・アフレック(『ジャスティス・リーグ』)によって実写化されるが、これを上回る人気を誇るのが2015年からNetflixで配信開始した『Marvel デアデビル』で主演を務めたチャーリー・コックス(『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』)版だ。ヴィンセント・ドノフリオ(『LAW & ORDER クリミナル・インテント』)演じる悪役キングピンことウィルソン・フィスクも存在感を放ち、当時Netflixで展開していたMarvelドラマシリーズの中でも圧倒的支持を得た。
(以下、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』と『ホークアイ』のネタバレがありますのでご注意ください)
2018年に打ち切りになった後も、もっと『デアデビル』を見たいと待ち望む世界中のファンに愛され続けていたチャーリーは、満を持して『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』でマーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)入り! 加えてヴィンセントもマーベル・スタジオ・オリジナルドラマシリーズ『ホークアイ』でキングピン役を再演し、大きな話題を呼んだ。
現時点ではまだマーベルから本企画に関する公式な発表はなく、チャーリーとヴィンセント含めキャスト情報なども明らかになっていないが、製作陣の決定によって企画の勢いが増していることは間違いない。ちなみにコーマンとオードの代理人もコメントを拒否している。
Netflixとの契約で、作品終了から2年間はキャラクターの使用が認められていなかった『デアデビル』。しかしその制約から解き放たれ、権利がDisneyに移行したことで、他のマーベルヒーローたちとの合流が実現。Disney+では、MCUシリーズとして新作ドラマが続々リリースされており、8月17日(水)に配信を控えるタチアナ・マズラニー主演『シー・ハルク:ザ・アトーニー』には、マーク・ラファロ演じるハルクことブルース・バナー役が出演する。新たな『デアデビル』ではどのようなMCUとの絡みが見られるのか、期待は膨らむばかりだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:チャーリー・コックス©NYKC/FAMOUS