ディズニープラスの韓国コンテンツがさらに拡大!「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2024」レポート
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11月20日(水)~11月21日(木)の2日間にわたり、ウォルト・ディズニー・カンパニーが今後予定している劇場作品や配信作品を紹介する「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2024」をシンガポールのマリーナベイ・サンズで開催。今回は2日目に行われた韓国コンテンツステージの様子をお届けする。

【レポート】韓国コンテンツが発表されたステージと、ブルーカーペット

登壇したAPAC全域のコンテンツラインナップを構築する役割を担うキャロル・チョイは、イベント冒頭の挨拶で「昨年公開された配信作品のTOP15の中9本が韓国作品でした。特に『殺し屋たちの店』は、APAC地域で、最も試聴されたシリーズとなりました。また、『ムービング』『最悪の悪』などもクリエイティブ面で高い評価を受けました。台本のない映像作品の中では、BTSのJIMINとJUNGOOKによる『Are You Sure?!』が最も試聴され、国際的にも好調でした。これらの結果は、APECの地域で制作されたストーリーがいかに世界の定番となっているのかを示しています」と韓国作品の健闘に言及。韓国のオリジナル作品の成功を受け、今後も韓国作品制作を強化していくことを明かした。

韓国作品のラインナップ紹介では、8作品のプレビュー映像が流され、中でも『濁流』『捏造された都市』の独占配信決定が初公開され、注目を集めた。濡れ衣を着せられ刑務所に入った男の復讐劇『捏造された都市』の紹介では、主演のチ・チャンウクとD.O.(EXO)ことド・ギョンスからビデオメッセージが到着!

その後、『照明店の客人たち』『ノックオフ』『ナインパズル』『パイン ならず者たち』『トリガー ニュースの裏側』『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』のメインキャストや監督が登壇し、作品の見どころなどを語るミニインタビューと、ファーストルックの公開が続いた。2025年独占配信予定の『北極星』『メイド・イン・コリア』が制作も始まっていることにも触れられ、W主演するヒョンビンとチョン・ウソンからのビデオメッセージで期待を煽った。

『照明店の客人たち』より、チュ・ジフン、パク・ボヨン、キム・ヒウォン監督、原作&脚本のカンフルが登壇

12月4日(水)よりディズニープラス スターにて独占配信となる『照明店の客人たち』より、チュ・ジフン、パク・ボヨン、キム・ヒウォン監督、原作&脚本のカンフルが登場!チュ・ジフンは、「劇中に出てくる人々の“謎めいたところ”を私がキャッチするので、ついてきてください。そうすれば、ポイントが掴めると思います」とドラマの見方を語ると、三回目の看護師役となったパク・ボヨンは「実際にICUのナースをしている友達からアドバイスを受けて役づくりに活かしました」と明かした。

監督を務めたキム・ヒウォンは作品に参加した感想を聞かれ、「幸せとしか言えません。ここにいる方々がたくさん支えてくれたので、ここまで来られました。本作は独特な雰囲気の作品ですが、斬新さを見せることにフォーカスを当てながらも、あまり新しすぎると負担になるので、バランスを調整しながら演出しました」と苦労を吐露。

原作&脚本を手掛けたカンフルは、前作の『ムービング』とリンクしている点を聞かれ、一瞬悩んだ表情に。すると、『ムービング』に俳優として出演していたキム・ヒウォン監督が「私です」と助け舟。カンフルはネタバレに気を使いつつ、「2作の共通点は背景が2018年であること」と言って微笑み、“カンフル・ユニバース”⁉を匂わせた。

『トリガー ニュースの裏側』より、キム・ヘス、チョン・ソンイル、ユ・ソンドン監督が登壇

スパンコールが輝くエレガントな黒のドレス姿のキム・ヘスは、チョン・ソンイルと仲良く手を繋ぎ登場。「演じたのは、報道プロデューサーとして使命感を持っていて、事件解決においては手段を選ばない人物です。誠実で事件解決には本気度を見せますが自由奔放だったり、ウィットに富んでいる。その絶妙なバランスに気をつけました」と役どころについて説明。

チョン・ソンイルは、キム・ヘスについて「共演してキム・ヘス先輩がなぜ韓国でリスペクトされているのかがわかりました。俳優としてだけでなく、人間としても愛すべき人で、素晴らしい方でした」と絶賛。その言葉を聞いたキム・ヘスは「恥ずかしいです」と、まぶしい笑顔を光らせた。

『ハイパーナイフ 闇の天才外科医』より、パク・ウンビン、ソル・ギョング、キム・ジョンヒョン監督が登壇

黄色が華やかなセットアップの衣装に美脚をのぞかせたパク・ウンビンとクールな装いのソル・ギョング、そして監督が揃って登場。本作は天才医師とその師匠が繰り広げるメディカル・サスペンスだが、ソル・ギョングは、「師匠と教え子の愛憎が共存する関係性、ぶつかりながら本性を表していく部分が見どころ。ドラマでも映画でも珍しい師弟関係だと思うので、こういう師弟関係もあるのだというところを楽しんでいただきたいです」と既存のメディカル作品との違いをアピール。

パク・ウンビンは「ドクヒ(ソル・ギョング)とセオク(パク・ウンビン)が奇妙な関係を結びながら生まれるケミと、なぜこの関係になったのかという謎が明かされていく過程が描かれています。心情の変化によってキャラクターがどう変わっていっているのか考えながら観ると、カタルシスを感じられると思います」と本作の楽しみ方を熱弁した。また二人との撮影エピソードを聞かれたキム・ジョンヒョン監督は「特に演出指導をするというより、私が二人を追いかけるような形で進みました。お二人は「そこまで行っても大丈夫なのか?」と聞きたくなるくらい新しい一面を見せてくれました」と二人の新境地に期待を持たせた。

『ノックオフ』より、キム・スヒョン、チョ・ボア、パク・ヒョンソク監督が登壇

キム・スヒョンがステージに現れると、客席から一際大きな歓声が上がった。今回、ディズニープラス作品に初参戦のキム・スヒョンは「ディズニープラスと初めての共同作業で、このようなショーケースにも参加し、シンガポールで楽しい時間を過ごせて幸せです」とイベントへの参加を喜ぶと、「私が演じるソンジュンはサラリーマンからグローバルなコピービジネスの帝王にのしあがるキャラクター。お客さんに初めて物を売るシーンが印象に残っています。さまざまな危機に瀕しながら、どのように生き残り、成長していくのかを観てほしいです。父親とのケミや軽妙なやりとりも楽しみにしてください」と熱く語った。

ソンジュンの初恋の相手を演じるチョ・ボアは、「区役所の公務員でコピー商品を取り締まる仕事をしているため、ソンジュンとの関係に葛藤が生じていきます」と自身の役を説明。パク・ヒョンソク監督は、「1997年の通貨危機の時代を描くため、当時の様子を再現する小道具をたくさん準備しました。グローバルに配信されるので緊張もしますが、丁寧に作り、多くの方に満足していただけるように頑張ります」と意欲を示した。

『ナインパズル』より、キム・ダミ、ソン・ソック、ユン・ジョンビン監督が登壇

『カジノ』以来2度目のディズニープラス作品となったソン・ソックは、誰よりもリラックスした表情でステージに登場。「私が演じるハンセムは、韓国ではみたことがないビジュアルからユニークな刑事です。彼が自分よりもユニークなプロファイラーに出会い、ケミを見せていきます」と役柄を説明。

プロファイラーのイナを演じるキム・ダミは「演じる中でイナならではのプロファイリング方法があると感じました。監督と話しながら、多様な面を見せるよう頑張りました」とコメント。ユン・ジョンビン監督は「初めて脚本を手にした時、11話までどんでん返しが続く予測不可能な展開に惹かれました。犯人が誰なのか、視聴者の方が最後まで好奇心を保てるよう意識しました」と演出について語った。

『パイン ならず者たち』より、リュ・スンリョン、ヤン・セジョン、イム・スジョン、カン・ユンソン監督が登壇

『ムービング』に続き、ディズニープラス作品は2作目となるリュ・スリョンは余裕満々の様子で登場。何度も客席に手を振ったり、頬に手を当て「ほっぺハートポーズ」をしたり、頭の上で大きなハートを両手で作ったりと、自身もイベントを楽しんでいる姿が印象的だった。

「いい物語、素晴らしい監督とスタッフ、バラエティ溢れるキャストの皆さんと一緒に仕事ができて光栄でした」と話し、満足げな表情を浮かべた。ヤン・セジョンは、ドラマの舞台である70年代について「台本を読み込んだり、YouTubeで当時の様子を写した映像を観たりしました」と振り返った。イム・スジョンは「原作も素晴らしいですが、台本が素晴らしく、いつかカン・ユンソン監督の作品に出演してみたいという思いがあったので、参加したいと思いました。今回共演する方々との撮影も楽しみでした」とドラマ出演を決めたきっかけを語った。

数々の賞レースを席巻!“2023年最高の韓国ドラマ”となったサスペンス・アクション超大作『ムービング』のシーズン2の制作が正式に始動!

クライマックスには、『ムービング』のシーズン2の制作が決まったことが電撃発表!韓国の有名作家であるカンフルの人気ウェブトゥーン漫画『Moving-ムービング-』を実写化し、特殊能力を隠して現代を生きる子どもたちと、過去の秘密を抱える親たちが、時代や世代を越えて、迫りくる悪と危険に立ち向かうサスペンス・アクションを描いた『ムービング』。その圧倒的スケール感&物語への没入感が話題となり、今年、“韓国のゴールデングローブ賞”ともいわれる、第60回百想芸術大賞のTV部門にて最も優れたコンテンツとして栄えある大賞を受賞!

その他、2023年の釜山映画祭で開催された「アジアコンテンツ&グローバル OTT アワード」では最優秀クリエイティブ賞をはじめとする最多6部門を受賞するなど、数々の賞レースを席巻している『ムービング』だが、この発表には会場に集まったメディア関係者たちから大きな歓声が響いた。待望のシーズン2ではどのような物語が展開されるのか、続報を楽しみにしてほしい。

最後は日韓の登壇者全員が再度ステージに登場し、ミッキーマウスと共にフォトセッション! ミッキーマウスが登場するとキャストたちからもより一層笑顔が溢れ、ディズニーイベントらしい締めくくりとなった。

さらに、昨日、ショーケース初日の夜にはマリーナベイ・サンズ内のショッピングモール「ザ・ショップス」の一角において、ブルーカーペットイベントが開催!シンガポールの多くの観客が集まる中、韓国のトップ俳優と監督らが一堂に会し、"ディズニープラス ブルー"に染まったブルーカーペットの上を歩いた。取材陣からの質問に答えながら、時より、集まった多くのファンに手を振り、そのたびに黄色い大歓声が会場に響き渡るなど、「ディズニー・コンテンツ・ショーケース 2024」の開幕に相応しい、華やかなブルーカーペットとなった。

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