ティーン・ミステリードラマ『リバーデイル』ジャグヘッド役で知られるコール・スプラウスが、エンターテインメント業界で育った幼少期の心理的影響とトラウマについて語った。米Screenrantが報じている。
コールと双子の弟ディランは、わずか生後8カ月で大ヒットシットコム『フレンズ』で、ロスの息子ベン役に抜擢されて以来、演技の道を進んできた。兄弟は6歳のときにアダム・サンドラー主演の『ビッグ・ダディ』に出演したほか、ディズニー・チャンネルの番組『スイート・ライフ』とそのスピンオフ『スイート・ライフ オン・クルーズ』で、それぞれザックとコーディー役として活躍した。
スピンオフが終了し、燃え尽き症候群のような状態になったスプラウス兄弟は、学業に専念するために休みを取り、揃ってニューヨーク大学に進学。見事考古学の学位を取得したコールに、マネージャーが最後のオーディションを受けるよう告げたという。それこそが『リバーデイル』のオーディションだったそうで、本作は現在シーズン7の撮影中だ。
メディアから注目を浴びながら成長することは、子どもとしての楽しい時期を失ってしまいかねない大変な道。現在29歳のスプラウスは、名声を「トラウマ」とし、「兄と僕はよく、“ここまでやってこれたんだね”とか“無事なんだね”と言われてきました」と述べた。さらに彼は、若い女の子たちには特に厳しい業界であることを指摘。ディズニー・チャンネルで共に活躍した同世代の女性たちは幼い頃から性的対象に見られ、もっとひどい目に遭ったという。
また、コールは次のようにも話している。「僕は幼い頃に演技を始めたので、大人になってから自分が本当に演技を楽しんでいるのか考えたことがなかったんです...。正直に話すと、今、大人になってまたこの“名声ゲーム”の第二ラウンドを経験していますが、このような名声がもたらす心理的影響は、子どもの頃と同じだと気づいたんです」
『リバーデイル』で共演したベティ・クーパー役のリリ・ラインハートと交際ののち別れたとき、コールはファンから激しい反発を受け、批判のメールまで届くようになったという。別れの真相は二人にしか分からないものなのに、非難を受けなければならないというのは、精神的に苦痛でありトラウマになるのも無理はないだろう。
ソーシャルメディアがこれほど普及する以前から、子役スターでいることは大変なことだった。ドリュー・バリモア(『チャーリーズ・エンジェルズ』)やマコーレー・カルキン(『ホーム・アローン』)も、若い頃に薬物依存症に苦しんだことで知られている。『ビルとテッド』シリーズのアレックス・ウィンターは子役時代に性的虐待を受けたと明かしているほか、『グーニーズ』のコリー・フェルドマンや『バフィー~恋する十字架~』エリザ・ドゥシュクなど、悲しいかな、あまりにも多くの子役たちがそのような経験をしている。(海外ドラマNAVI)
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