米ロサンゼルスにて2020年1月5日(日)に開催される第77回ゴールデン・グローブ賞授賞式。その年の最も優れた映画とドラマをハリウッド外国人映画記者協会の所属会員が選定する同賞のノミネートが今月9日(月)発表されたのは、以前お伝えした通り。それらノミネートされた人たちの喜びの声をお届けしよう。まずは映画部門から。
スカーレット・ヨハンソン(『マリッジ・ストーリー』/映画《ドラマ部門》主演女優賞候補)
「(監督の)ノア・バームバックや素晴らしいキャストとともにこの作品を作ったことは、私のキャリアにおけるハイライトの一つ。今朝のハリウッド外国人記者協会によるノミネート発表は、私たちがともにやり遂げたことを称賛する素晴らしい方法となったわ」
シャーリーズ・セロン(『スキャンダル』/映画《ドラマ部門》主演女優賞候補)
「この映画に対する人々の反応とそこで交わされた会話の内容にとても興奮しているの。女性だけでなく男性の心も掴む作品であることのみでも素晴らしいのにノミネートまでされるなんて、まるですごく美味しいケーキの上にチェリーが乗っている気分ね! ノミネートによってより多くの人の関心を引くことができるので本当にありがたいわ。(劇中に登場する実在の人物である)メーガンとグレッチェンを含む当時Fox Newsにいた人々になるべく本編を観てもらおうとしているんだけど、観たとはまだ聞いていないわ。とても感動的な作品なの。本作で描かれているような経験をした人に、少しでも勇気を与えたり、一人じゃないと思ってもらいたい。個人的には、男性からの反応に心を揺さぶられたわ。これは女性だけの問題じゃないの。男性も、自分の妻や娘に同じような目に遭ってほしくないと思っているから」
エディ・マーフィ(『ルディ・レイ・ムーア』/映画《ミュージカル・コメディ部門》主演男優賞候補)
「ハリウッド外国人記者協会がこの映画と私のパフォーマンスを評価してくれたのは恐縮だし光栄だね。この映画は製作に16年を要し、携わるすべての人の真の愛から生まれたものなんだ。観客と批評家の両方が熱心に受け入れてくれたことに感謝しているし、今回のノミネートを作品に携わったすべての人と分かち合いたい」
アントニオ・バンデラス(『Pain and Glory(原題)』/映画《ドラマ部門》主演男優賞候補)
「ハリウッド外国人記者協会にお礼を言いたい。ペドロ(・アルモドバル監督)との長年のパートナーシップは私がとても大事にしているものなんだ。 本作で成し遂げたことを誇るとともに、私の演技だけでなく映画そのものも認められたことをありがたく思うよ」
トッド・フィリップス(『ジョーカー』/映画《ドラマ部門》監督賞候補)
「この映画を初めてワーナー・ブラザースに売り込んだ時、ノミネートや興行収入のことは考えていなかった。当時頭にあったのは、作品を完成させるためにどう進めるべきかだけだったんだ。多くの観客が本作に惹かれた理由はいろいろな要因が組み合わさった結果だろうね。何と言ってもホアキン(・フェニックス)の演技は非常に見事でキャラクターになりきっていた。撮影中に撮影監督とよく冗談で言っていたんだが、我々にとっては大掛かりな視覚効果よりもホアキンこそが特殊効果的存在だったよ。撮影が始まる前、彼がこの役にどれだけ入り込んでいるかを目にして、何か素晴らしいことが起きそうだと感じたものだ。続編に関してコメントするには早すぎる。誓って言うが、ホアキンともまだ話していないからね」
ダニエル・クレイグ(『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』/映画《ミュージカル・コメディ部門》主演男優賞候補)
「ハリウッド外国人記者協会に感謝したい。とても光栄だよ。(同じくノミネートされた)アナ(・デ・アルマス)とライアン(・ジョンソン監督)、そして素晴らしいキャストとスタッフのみんな、おめでとう!」
アナ・デ・アルマス(『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』/映画《ミュージカル・コメディ部門》主演女優賞候補)
「ゴールデン・グローブ賞に初めてノミネートされたことに圧倒されるとともに興奮していて、とても現実とは思えないくらい。ハリウッド外国人記者協会からのサポートに感謝しているわ。ダニエルとライアン、そしてキャストとスタッフのみんな、おめでとう! この役は私にとって最高の夢であり、才能のある人たちと共演できたことは一生に一度のチャンスだった。今この瞬間を大切にするわ」
シアーシャ・ローナン(『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』/映画《ドラマ部門》主演女優賞候補)
「文学の世界で最も刺激的なキャラクターの一人であるジョー・マーチを演じたことは、今考えても本当に光栄なことだった。私を導いてくれただけでなく、信じられないほど素晴らしいキャストを集めて本当の家族を作り上げ、特別な物語を語る上で最高の環境を用意してくれた(監督・脚本の)グレタ・ガーウィグに心から感謝しているの。この映画で私が見せた演技はグレタのおかげだから、このノミネートを一緒に分かち合いたいわ」
エマ・トンプソン(『レイトナイト 私の素敵なボス』/映画《ミュージカル・コメディ部門》主演女優賞候補)
「お気に入りの役でノミネートされたことに、計り知れないほど興奮しているの。すべては、(監督の)ニーシャ・ガナトラと(出演・脚本・製作を担当した)唯一無二の存在であるミンディ・カリングのおかげね!」
アル・パチーノ(『アイリッシュマン』/映画 助演男優賞候補)
「ハリウッド外国人記者協会に感謝したい。そして、同じくノミネートされたジョー・ペシにおめでとうと言いたいね。それと、この作品に出る機会を与えてくれたロバート・デ・ニーロに心からのお礼を言いたい。彼のエゴイストでなくニュアンスたっぷりの演技が映画そのものとキャラクターを優れたものにしてくれた。あと、素晴らしいビジョンを持った我らが監督、マーティン・スコセッシにも感謝するよ」
タイカ・ワイティティ(『ジョジョ・ラビット』/映画《ミュージカル・コメディ部門》作品賞候補)
「私の美を保つための眠りを妨げるものが2つだけある。火災を知らせるアラームと、ゴールデン・グローブ賞ノミネート発表だ。笑いは憎しみに対抗するための力強いツールであると認めてくれたハリウッド外国人記者協会に感謝しているよ。この作品に関わった全員を祝福したい。特に我らがジョジョ、ノミネートにふさわしい演技を見せたローマン・グリフィン・デイヴィスをね」
タロン・エジャートン(『ロケットマン』/映画《ミュージカル・コメディ部門》主演男優賞候補)
「ハリウッド外国人記者協会のメンバー全員に感謝するよ! こういう形でエルトン(・ジョン)の物語を伝えるチャンスは一生に一度しかない。チームとともにロケットマンに命を吹き込む手助けができたことを心から誇りに思うよ」
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Photo:
『マリッジ・ストーリー』
© Wilson Webb
『ジョーカー』
© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”
『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』
© Claire Folger
『ロケットマン』
©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.