『1917 命をかけた伝令』の最多NGは『SHERLOCK/シャーロック』のあの人!その理由は...

2月14日(金)公開予定の『1917 命をかけた伝令』は、全編ワンカットに見えるように構成されていることが話題の作品。その撮影は想像以上に大変だったようで、細かい設定のズレなどで何度も取り直しが行われたという。そんな撮影でNGを最も多く出した俳優について、サム・メンデス監督が英BBCに明かした。

第一次世界大戦を舞台に、二人の若きイギリス兵が最前線にいる1600人もの味方を救うため、作戦中止の命令を伝えるべく戦場を駆け抜けるというストーリーがリアルタイムで進行する本作。その中で最多のNGを記録したのは、BBCの人気ミステリードラマ『SHERLOCK/シャーロック』のジム・モリアーティ役やAmazonのコメディドラマ『Fleabag フリーバッグ』の神父役で知られるアンドリュー・スコットだという。「アンドリューはワンシーンしか出演していないけど、誰よりもNGを出していたよ」とメンデス。

そんなアンドリューのNG連発の理由は、タバコの火を点けるシーンでライターがうまくつかなかったからだそう。本人は「タバコを吸ったことがないんだ。舞台でも映画でもライターを使ったことすらないんだよ」と釈明している。

多くの体力と気力を必要とした撮影について、メンデス監督は以下のように回想する。「7分間におよぶ魔法のように素敵なシーンが撮れたかと思えば、誰かがつまずいたり、ライターがつかなかったり、俳優がセリフの一部を忘れたりすれば、そのシーンはまったく使えないものになるので一からやり直さないといけないこともある。撮影中、"なぜこんな羽目になった?"という後悔と、"こうするしかない"という決意の間で揺れ動くこともあったよ。うまくいった時の気分は最高で、またやりたいと思う。でも時にはつらい撮影もあったね」

驚異のワンカット映像を実現するため膨大な時間と努力が費やされた本作は、その完成度の高さを評価され、本年度アカデミー賞で作品賞・監督賞を含む10部門にノミネートされている。

『1917 命をかけた伝令』は2月14日(金)全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)

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『1917 命をかけた伝令』
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