『LAW&ORDER:性犯罪特捜班』ショーランナーが明かす、コロナ禍でのオーディションの大変さ

『LAW & ORDER:性犯罪特捜班』)のショーランナーであるウォーレン・ライトが自身のTwitterでコロナ禍における俳優のキャスティングの大変さを述べた。米ScreenRantが報じている。

新型コロナウイルスの流行は過去2年間にわたり、映画やテレビの制作現場に影響を与えており、『SVU』も例外ではない。 米NBCにて、現在23シーズンが放映されている人気ドラマも、シリーズ撮影中の2020年3月~9月の間、感染拡大のため撮影中止が余儀なくされた。2年ほど経った現在も、幾度か制作がストップしているようだ。

『SVU』制作しているNBCユニバーサルは、撮影関係者に対してワクチン摂取を義務付ける独自ルールを定めている。ワクチン摂取を拒否した者は出演を拒否され、受け持っている仕事を辞めさせられる場合がある。例えば『9-1-1:LA救命最前線』のレギュラーキャスト、ロックモンド・ダンバーだ。ワクチン摂取の義務を無視して主演を降りた俳優はほかの俳優たちに迷惑をかけるだけでなく、キャスティングや撮影のやり直しによる中断や遅れなど、制作現場全体に影響を与えてしまう。

『SVU』のキャスティングでは、最近いくつかの困難が生じている。俳優たちは、自身で撮影した動画でのオーディション時にワクチンの摂取状況を述べるよう求められる。ワクチン摂取の義務化によって、未摂取の俳優は雇うことができないため、ワクチン摂取済みの(もしくは摂取したと主張する)人だけが検討されることになる。しかし、このルールによって未接種の俳優たちがオーディションから締め出されているわけではないようだ。そのことについて、ライトは以下のように語っている。

「悲しいことに、役を与えてからはじめてワクチン未摂取であることを知ることが続いています。私たちのコミュニティでは、マスクをせずに接近する場合には特に、お互いに気を配らなければならない。誤った情報は有害だ」

彼の言葉は、制作の撮影スタッフと俳優ともに響き、お互いのためにワクチン摂取は重要であるという考えに共鳴する返信が多数寄せられた。ライトが言うように、ワクチン摂取はTVの撮影においてチームメンバー、特にマスクなしで互いに接近する俳優たちを守ることに繋がるからだ。

ライトや『SVU』の製作チームが、上記のような問題に直面していることは残念だ。このツイートが俳優たちに、自身や周りの人たちを守ろうと意識しなおすきっかけになってほしいと願うばかりだ。(海外ドラマNAVI)

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