大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』のスピンオフ『ベター・コール・ソウル』で主人公ソウル・グッドマンことジミー・マッギルを演じるボブ・オデンカークが撮影中に倒れて入院、そして生死をさまよったことは以前お伝えした通り。ボブはその経験から、今後の人生との向き合いかたを考えるようになったことを告白した。米UPIが報じている。
深夜トーク番組『The Late Show with Stephen Colbert(原題)』に出演したボブは、「元気だよ。心臓もちゃんと動いているしね」と笑いを誘いつつも、当時駆けつけた製作スタッフの医療従事者らが心肺蘇生のおかげで助かったことを話した。
「当日のことどころか、その後の1週間の記憶は全くない」と話し、「それ以来世界中の人から、インターネットなどを通じてものすごい愛情と支援の声を聞いたよ。僕にはもったいないものだけどね」
司会のスティーヴンに、「今後の人生について向きあい方が変わったでしょう」と聞かれると、「もっと酒を飲むようになったよ」とジョークで切り替えしつつも、「もっと生きていることや人生に感謝しようと思うようになった。皆毎日忙しくて目的を達成しようと頑張っているけど、周りの人に感謝してそれにきちんと応えないといけないとね。そうするように努力しているよ」と続けた。
さらに、『ベター・コール・ソウル』のファイナルシーズンについては、「コメディ出身の自分が『ブレイキング・バッド』も入れて、10年以上もこの役を演じるとは夢にも思わなかった」とし、『ブレイキング・バッド』ではオーディションではなく直接声がかかって参加したことも告白。「どうしてコメディアンの僕に声がかかったのかわからなかったよ。ロケ地のアルバカーキーに到着した時"このボブ・オデンカークは、同姓同名の演劇学校を出てない別人の方だ!"って言われるんじゃないかと思ったね」とボブらしく笑いを取りながら当時を振り返った。
そんなボブのソウル・グッドマンが見られる『ベター・コール・ソウル』ファイナルシーズンは、米AMCにて4月18日(月)より放送開始。日本でも同日Netflix配信を期待したい。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『ベター・コール・ソウル』© Greg Lewis/AMC/Sony Pictures Television