<Dlife>で好評放送中の海外ドラマ『リベンジ』。先日は主役のエミリー・ヴァンキャンプさんが来日し、さらに物語でキーパーソンとなる真田広之さんも凱旋帰国され、ドラマの見どころなどをたっぷり語っていただきました。
<来日対談・インタビューの様子はこちらから!>
★エミリー・ヴァンキャンプ&真田広之 対談
★エミリー・ヴァンキャンプ&芦名星 対談
★真田広之 単独インタビュー
本作では、第15話が前半部分の要となるそうですが、その放送に先駆け、6月23 日(土)は、これまでの『リベンジ』を総ざらいする特別編成「Dlife スペシャル オール アバウト リベンジ ナイト」になることとなりました。当日は第1話から第4話まで放送したあと、特別番組『リベンジ いよいよ今夜謎が! おさらい SP』にて、第14 話までをふり返ります。
そこで、この特別番組でMCを務める小島奈津子さんと海外ドラマ好きのゲスト前田典子さんに、お話を伺ってきました。
――特別番組の収録はいかがでしたか?
前田:ダイジェストで『リベンジ』を見返すと、一回見たときに見逃していたところもあって新鮮な驚きがありますね。表情や周りの人の動きなど、一回見たときとはまた違う角度から見ることができて。「あの部分は、やっぱりこうじゃないのかな」って思いながら見ることができて面白かったですね。
小島:私自身『リベンジ』を毎回見ているのですが、スタッフさんなど、私の周りにいる人でまだこのドラマを見ていない人もいるんです。となると、しゃべりたくてしゃべりたくて仕方がないんですよ。
今日は、打ち合わせの時からドラマの細かいところまで「ここはああだったよね」と話しこんでしまったから、肝心の打ち合わせがなかなか進まない(笑)。でも前田さんといっぱい話ができて本当に嬉しいんですよ!
前田:同じドラマを見ている人と話ができるっていいですよね。
小島:楽しかったんですよ! ドラマを見た感想を共有したいじゃないですか。勝手にこの後の展開をも想像したりしてね(笑)。いっぱい話しても、全然尽きない感じです。今日はみんなでドラマを見たことでさらに気持ちが高まりましたよ。
――『リベンジ』の魅力はどこですか?
前田:登場する女性がみんな美しいですね。あと、女性が強くてたくましい。やはり強い女性に憧れがあるので、自分もがんばろうって。だからといって誰かに"リベンジ"する訳ではないですが、違う方向でこれくらい強くなれたらいいなという憧れも感じていますね。
小島:今日の特別番組の中で、『リベンジ』に出演した真田広之さんが仰っていたんです。「『リベンジ』は、登場人物それぞれのリベンジがある」と。主人公のエミリーが核になった物語ですけど、主人公以外の人にも"リベンジ"がある、と。いろいろな思いが複雑に絡み合って、本作の脚本を書いてる人も、なにがなんだかわかんなくなっているんじゃないかな、とまで思ってしまいますね。でもその複雑な感じがきっと最後に一本の糸につながるんじゃないかなとも思っています。手探りしながら話が進む面白さがありますね。
前田:女性の登場人物の気持ちに自分も乗っかっていろいろな想いに浸れますしね。
小島:あと、登場人物たちのファッションもすごいですもんね! 毎日パーティーなので、こんな洋服着こなせたらないいなーとか、前田さんは、きっとこういう服を着こなせちゃうからいいなぁーとかね。
――登場人物のファッションや気に入った衣装など、女性目線で気になるところは?
前田:ヴィクトリア(マデリーン・ストウ)のピッタリした体のラインが出るボンデージドレス姿は、「あっぱれ!」と思います。これからさらに歳を重ねて、50代、60代になっても着こなし続けるんだろうな、彼女は。憧れますね。あと、主役のエミリーも彼女に合った若々しいファッションスタイルがとってもかわいいと思うし、あと娘のシャーロットも娘らしい今ドキの女子のファッション。ミニでハイウェストでかわいらしくフェミニンなところもすごいいいですし...。リディアには注目してますね!かっこいいなと思って。歳を取ってもああいう風に着こなせるような女性になれたらいいなというのはありますね。
小島:ノーランという、エミリーを助ける男性が出てくるんです。彼の助けなしにはエミリーはここまで来れなかったっていうくらい彼女の片腕になってくれる人なんです。大金持ちの役なんですが、これがまた良い着こなしをしてて、色使いがいいんです。あとポロシャツの重ね着もね。こんな色と色を組み合わせるのか! と。実際、彼はモデル業もやっているそうなんですが、男性のファッションもなかなか凝っているなって思います。
――『リベンジ』には、いろんな人物が登場しますが、好きなキャラクター・いちばん気になるキャラクターは?
前田:一番気になる人はやっぱり、主人公のエミリーですね。でもヴィクトリアも好きです。氷のような女、鉄のような女に見えるんですけど、節々で優しさが見えたり...。彼女は母親なので、子どもを想う気持ちとかが、表情や言葉や態度の端々に表れていて、時折弱い一面を見せたりすると、「やっぱり人間ね」ってホッとします。
小島:私はいろいろ気になってしまって、誰がって一人を挙げられないんです。ジャックも好きなんですが...ファッションのことに限らず、ノーランのことが気になってて...私、ノーラン好きなのかなぁ?(笑) なんで彼はあんなにエミリーを助けられるんだろうって。「僕は死んだお父さんに言われてたからだけだよ」って言うけど、何か違うものがあると思うんですよ。
あと、私の勝手な予想なんですけど、彼、どこかで死んでしまうのでは? と思うんですよ。これ想像です! まだ途中までしか見てないので完全に想像なんですが! だってあれだけエミリーに尽くしているのを見ると、最後にハッピーエンドで終われないんじゃないか、と深読みしてしまうんです。その流れで「なんでここまで尽くしたのに死んじゃうんだろう」って、私の勝手な想像に再びスイッチが(笑)。真田さんの役も謎が謎を呼ぶ感じですし、気になる人を一人って...挙げられないですね。
前田:もし、ジャックとダニエルの二人から「好き」って言われたらどっちがいい?
小島:本当に想像に入ってもいいですか!?
前田:入って入って(笑)。二人ともイケメン。お金持ちか、バーのオーナーか...。
小島:私はジャックだなぁ。お金がなくても二人で頑張って働こう!っていう感じが。前田さんはどちらですか?
前田:どっちもイケメンだし...。お金持ち、バーのオーナー...やっぱりジャック! ジャックのほうがちゃんとしていそう。長く一緒に連れ添っていても堅実で、ハンプトンの海辺でずっと老後も一緒に暮らせそうな気がする。
――本作のテーマは"リベンジ(復讐)"ですが、誰かに"リベンジ"したいことはありますか?
小島:私、こう見えて気が弱いんですよ、だから誰かに復讐するというよりも、距離を置いて疎遠になりたいタイプ。エミリーみたいにああやって懲らしめて去るっていうのも実際できたら気持ちがいいでしょうねっていう感じ。ただ、こんな世の中ですから復讐しても逆ギレされたりするのが怖いですね。
ドラマだから"リベンジ"を楽しめる。ドラマだからこそ、自分のできないことをしてくれる。それだからこそ気持ちがいいんです。特にドラマの前半は、エミリーが計画した復讐がどんどんうまくいくんですよ。あのあたりは見ていてとっても気持ちいいですね。中盤になってくると思いもよらないことが起きたりしますけどね。そこがまた面白いところでもあるのですが。ドラマに視聴者、特に女性がすっと入り込めるような作り方は、本当にうまいなって。
――今後、"リベンジ"がどう展開して欲しいですか?
前田:エミリーのお母さんがまだ登場してないんですよね。この後、お母さんが登場して、実は、いろんな謎を解くカギを持っていて、最終的には幸せになってほしい...かな。こんなにも復讐を重ねているけれど、エミリーには最後、幸せになってほしいですね。
小島:エミリーがなぜ少年院に入ったのか、誰がお母さんなのか、まだはっきりと語られていない謎や過去が解き明かされていくところが見どころになっていくんじじゃないかなあ。
第15話は、わかるようでわからないかも...。ドラマの最初のあるシーンに戻るのですが、その場で起きたことがわかるはず!と思っていたのに、見たら余計わからなくなっちゃったよ! みたいなことになるかも。だからこそ、このタイミングで特別番組が組まれると思うんですけどね。ドラマの後半戦が始まるきっかけの一つが15話なのかなって思って。
前半で登場した真田さんも「この脚本を読んで僕は出演を決めた」と言っていたのに途中でふっと急に消えて、いつまた登場するんだろうって思っていたんです。だから「ああ、ここですか! 待ってました真田さん!」ってところが15話ですね。ただ、まだ再登場に過ぎないので、今後の22話までで真田さんがどんな風に絡んでいくのか、楽しみです。
――海外ドラマでお好きな作品は?
前田:『デスパレートな妻たち』はハマりましたね!
小島:私はここ何年か子育てに追われていて、ドラマから離れてたんです。『冬のソナタ』の頃にちょうど妊娠していたので、その頃は見れていたんですよ。ただ子育てが始まってからはまったく見る余裕がなくて。ただ、『リベンジ』がきっかけで、今後は見ることが止まらなくなりそうです。ドラマ(と)の再開(再会)...っていうんですかね? よいきっかけをいただいたと思っています。話数が長いものはちょっと手が出しづらかったんですけど、見始めたらやっぱり面白いなと思ってて。
――キャストの中でシンパシーを感じる人物はいらっしゃいますか?
小島:ジャックが気になりますね。幼馴染で、幼い頃からアマンダに恋心を抱いた。でも実際すり替わってるわけですよね? このアマンダだと思っている人は、実は本当のアマンダではない...。そこからまた違った復讐心が芽生えるのか、いや、一緒に謎を解き明かしていこうとするのか、すごく気になる。すごくいい人じゃないですか。
前田:アマンダもわからない人ですよね。刑務所で出会って名前を交換して代わりにアマンダとして生きて、フランクまでやっつけて、どこまでもエミリーに尽くしていて...あの子の人生ってなんなのかしら? と。刑務所で何かあったかな、とか同性愛的なものがあるのかとか。ところで、デイヴィッドって死んだの?
小島:これは想像ですけど、生きてるんですよ。
前田:私も生きてるんじゃないかと思い始めたんです。
小島:実は生きていて、タケダやノーランらを影から動かしてるんじゃないかなと思って。だってどうやって死んだのかも明かされてないし。だからエミリーが自分で復讐をしているように見せてるけど、実はお父さんの復讐なんですよ、たぶん。
前田:ひどいお父さんだ、子ども使って復讐とか(笑)。最終回、エミリーがいろんなリベンジをしてきたけれど、お父さんと会えてハッピーエンドになるとか...ハッピーエンドなってほしいですね。だって何のためにやってるかわからないもの。幸せにもなれないですよ、このままじゃ。
小島さんと前田さんの、想像(?)を交えながらの『リベンジ』トークは、いかがだったでしょうか? 初回からずっとご覧になっている方、途中から見始めた方、これから見ようと思う方、まずはこのおさらいスペシャルを見て、『リベンジ』をさらに楽しんでください。
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『リベンジ』は、<Dlife>にて絶賛放送中
毎週土曜21:00~22:00(吹替版)、毎週金曜23:00~23:54(字幕版)
特別番組『リベンジ いよいよ今夜謎が! おさらい SP』
6月23日(土)20:20~21:00
(c)ABC Studios