イギリスの貴族一家と使用人たちの人間模様を描いた、英ITVの人気ドラマ『ダウントン・アビー ~貴族とメイドと相続人~』は、先日シーズン4とクリスマス特番が製作されると報じられたばかり。ところがここにきて、同シリーズのメインキャストの一人であるダン・スティーヴンスが早期降板する可能性が高くなってきた。

英Sunday Expressは、番組関係者の情報として、マシュー・クローリーを演じるダンがシーズン4の第1話かぎりで番組を降板すると報じた。降板の理由は不明だが、米NBCと出演契約の金額で合意できなかったためとも噂されている。今のところ、番組側はダンの去就についてコメントしていない。

本作は1900年代のイギリスを舞台に、広大な邸宅ダウントン・アビーに住まう貴族と召使の人々を描いた、上質なコスチュームドラマ。これまで数々のエミー賞に輝き、内外で高い評価を受けてきた。しかし、ストーリーがマシューと伯爵家の長女メアリーの恋愛模様に沿って進行してきたため、ダンの降板は番組にとって大きな痛手となりそうだ。

ダンの降板により、番組からはジェシカ・ブラウン(三女シビル)に次いで二人目のメインキャストが去ることになる。脚本を担当するジュリアン・フェロウズにとっては頭の痛いことだが、ダンの降板をどうプロットに織り込むのか、まさに脚本家の腕の見せどころとなりそうだ。(海外ドラマNAVI)