日本でも昨年11月から放送が開始されている、ミュージカル製作の舞台裏を描いた大人気ドラマ『SMASH/スマッシュ』。本国アメリカでは来月からいよいよ待望のシーズン2がスタートするが、このドラマの複数のプロデューサーが、シーズン1終了後に番組批判や辛口のコメントをすべて読んでいたことがわかった。
米Inside TVによると、番組に対するネガティブなコメントをしっかりとチェックしていたのは、エグゼクティブ・プロデューサーのニール・メロンやクレイグ・ゼイダンら番組製作の中枢を担う人物。彼らは、ファンのツィートをフォローしたり、ブログをチェックしたりして、視聴者の率直な感想や不満などを確認していたという。中には具体的なシーンでの辛辣な批判や罵倒らしきコメントもあったようだ。
メロンは、「辛口の意見をたくさん読みましたが、視聴者の批判を客観的にとらえることができ、納得できました」とコメントし、『SMASH』をより良いドラマにするために、違った角度から番組を理解することが必要だったことを明かした。また、ゼイダンも、「ツィートやブログを読み、改善点が良くわかりました。視聴者のコメントにより、シーズン2に向けての調整ができたのです」と話している。
どのような批判があったのか具体的な内容は明らかにしなかったが、テレサ・レベックの降板により新たにショウランナーとして番組に加わったジョシュア・サフランは、「シーズン2では、『SMASH』らしさはそのままに、音楽をもっと増やすなどシーズン1とは少し違う趣になるでしょう」とコメントしている。
シーズン1で高視聴率を獲得したにもかかわらず、それに甘んじることなく視聴者の批判を真摯に受け止めて、次へのステップの糧とした番組製作陣。シーズン2では、さらに番組人気が高まることは間違いなしだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『SMASH』
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