米ディズニーのルーカスフィルム買収にともない、2015年に公開が決まった新作映画『スター・ウォーズ エピソードVII』。脚本に関しては、すでに『トイ・ストーリー3』のマイケル・アーントが担当することが決まっているが、監督はあいかわらず人選が難航している様子だ。昨年末のニュースで、J・J・エイブラムスが監督のオファーを断っていたことをお伝えしたが、ほかにも、同じように断った有名監督がいたことが判明した。

その人物とは、映画『パンズ・ラビリンス』や『ヘル・ボーイ』シリーズを手がけ、さらに今夏には、巨大怪獣と巨大ロボットの戦いを描く『パシフィック・リム』が公開予定となっているギレルモ・デル・トロ監督。

「"興味はありますか?"と、僕のエージェントのもとに電話がかかってきたんだ。でも、他の仕事でもう一杯一杯だし、企画を自分で立ち上げてもいるからね。電話があったのは一度きりで、それ以上には進展しなかった。声をかけてもらったのはとてもうれしかったよ。でも、今はとにかく忙しいんだ」と、デル・トロは事情を明かしている。

そんな彼も、監督にぴったりと思っている人物がいるとのこと。「ファンを作品に没頭させてくれる人がいいと思うんだ。ギークのひとりとして、ブラッド・バードにぜひやってほしい」

『Mr.インクレディブル』『レミーのおいしいレストラン』でアカデミー賞長編アニメーション部門を受賞し、初めて手がけた実写映画『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』でも成功をおさめたバード監督なら、うってつけの人選かもしれない。しかし、現在はディズニーの新作映画『1952』で忙しく、『スター・ウォーズ』の新作は手がけないとすでに本人は発言している。

さて、ディズニーは次に誰に白羽の矢を立てるのだろうか?(海外ドラマNAVI)

Photo:Photo:(左から)ギレルモ・デル・トロ(c)Ima Kuroda/www.HollywoodNewsWire.net ブラッド・バード(c)Izumi Hasegawa/www.HollywoodNewsWire.net