「いつか出演できる日を夢見ているよ」ピーター・シンコダ(『フォーリング スカイズ』)が『ゲーム・オブ・スローンズ』の魅力を熱く語る!

スティーブン・スピルバーグ製作総指揮のSFドラマ『フォーリング スカイズ』。その主演俳優ノア・ワイリー(トム役)と一緒に市民軍として戦う"ダイ"を演じるピーター・シンコダがプライベートで日本にやってきた。

そこで、NAVI編集部は突撃ロングインタビューを決行。本来は『フォーリング スカイズ』についてじっくり伺う予定だったが、ふと何気なく「好きな海外ドラマは?」と聞いたところ、『ゲーム・オブ・スローンズ!』と即答したピーター。それならばと、本国で生きる一人の視聴者として、また役者として、本作をどう感じながら見ているのかを聞いてみることに。すると、待ってました!とばかりにピーターは作品の魅力について熱く語り始めたのだ。

なお、この日は「ちょっと目が充血してしまって、サングラスが取れないんです。すみません」とお詫びつきでインタビューがスタート! 是非お楽しみください。

――本国でよく見ているドラマや好きなドラマはありますか?

僕はHBOの『ゲーム・オブ・スローンズ』の大ファンなんだ。よく出来た番組だよ。大人向けの題材を扱っている作品だね。

多くのTVドラマは特定の視聴者を想定して作っているんだ。子ども向けの番組は子どもを、SF番組はSFファンを喜ばせるような内容に仕上げている。視聴者を意識して、視聴者にとって最高の脚本を作っているんだ。でも、『ゲーム~』は違う。中世が舞台の作品だけど、脚本がとても型破り!脚本家たちは悪びれることなく、とにかく好きなように書いている。彼らはそれが最高の脚本だと分かっているんだろうね。誰かがこのドラマを「性的描写が過激すぎる」と批判したり、息子が父親を殺すという設定を「暴力的すぎる」と非難したりしても、脚本家たちはまったく気にしない。それこそがHBOの優れた手法だよ。何で僕自身こんなにHBOを押しているのか分からないけど...(笑)。

HBOはいつも良質のドラマを提供している。『ゲーム~』はその中でも完璧な例であり、完璧な番組なんだ。脚本家にとっていちばん重要なのは脚本なんだけど、第三者の意見に邪魔されることなく、自らの創意工夫に富んだ脚本を仕上げている。だから僕はこの作品が好きなんだよ。

――実は日本で、1月27日(日)からレギュラー放送が始まるんですよ。

本当に!? 絶対に観た方がいいよ! 僕は本当にこのドラマが好きなんだ。子ども向けの番組じゃない。万人の視聴者を満足させるように作られているドラマもあるけど、このドラマは違うんだ。妥協せず、製作者自身が面白いと思うドラマを忠実に作っているんだ。本当にすばらしいドラマだよ。脚本以外にも、俳優の演技もすばらしいし、ロケ地も最高だ。プロダクションバリュー(注1)も高く、衣装や音楽、どれを取ってもすばらしいね。

――『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演したいと思ったこと、ありますか?

もちろん、自分が出演できる日が来ることを夢見ているよ。物語の舞台は中世のイギリスだけど、数年後に物語をさらに発展させる時が来たら、アジア人の役が用意されるかもしれないしね。その時にチャンスがあったらぜひ出演したいね! 

このドラマは、『ロード・オブ・ザ・リング』よりもずっといい作品だと思うよ。『ロード~』の脚本はJ・R・R・トールキンの原作に沿っているから、そのストーリーから逸脱することはできない。でも『ゲーム~』の脚本家チームはオリジナルの脚本を作っている。それがすごくいいんだ。剣術のシーンがあり、魔物が出てきて、王や妃が出てきて、裏切りがあって...。すべて城を舞台に繰り広げられる。いつの日か、アジア人のよそ者が登場するかもしれない。剣の使い手とか。そのためには、物語を発展させ、一新させる必要があるけどね。だけどそんな状況を夢見ることはできるじゃない!?

注1:《映画の照明・装飾・音響など映画制作における技術的要素; 特に観客に対するアピールを高めるために強化した要素》出典:リーダーズ英和辞書

※ピーター・シンコダのインタビュー<『フォーリング スカイズ』編>は後日掲載いたします。お楽しみに!

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『ゲーム・オブ・スローンズ』
スター・チャンネル1・3
【二カ国語】
1月27日(日)より毎週日曜22:00~
【字幕】
1月28日(月)より毎週月曜21:00~
※初回第1話無料放送