時空を駆け巡る謎の人物"ドクター"の活躍を描き、今年で50周年を迎える英国の人気番組『ドクター・フー』。その50周年記念スペシャルに、過去の人気レギュラーだったデヴィッド・テナントとビリー・パイパーが出演することが正式に決まった。

この発表は、3月30日(土)、第7シリーズの後半部が英米でスタートするのに合わせて英BBCが行ったもの。デヴィッドは10代目ドクターを3シーズンにわたり好演し、また、ビリーは、ドクターの旅仲間(コンパニオン)であるローズ・テイラー役を、2005年のリブート直後から2シーズンにわたって演じた。ふたりとも今でもファンの人気は高い。

現在、11代目ドクター役としてマット・スミス、そして、新たな旅仲間クララ役としてジェナ・ルイーズ・コールマンが看板俳優を務める本作だが、50周年記念スペシャルに過去のレギュラー俳優が再登場するのではないか、とのウワサは以前から絶えなかった。そんななか、デヴィッドとビリーは「僕は何も知らされていないよ」「私に声はかかっていないわ」と否定、またはお茶をにごす発言をしていたが、今回のBBCの発表でようやく出演が事実であることが明らかになったわけだ。

さらに、デヴィッドとビリーのほか、『エイリアン』『エレファント・マン』『裏切りのサーカス』などで知られるジョン・ハートも、同スペシャルに出演することがあわせて発表されている。

撮影は今週からスタート。今年の後半に英国で放送予定で、劇場やBBC HDチャンネルでは3Dによる上映・放送も行われることになっている。さて、過去にドクターや旅仲間を演じた他の俳優も、同スペシャルの出演陣に加わるのだろうか?(海外ドラマNAVI)