各国で初登場1位に輝いたSF超大作『オブリビオン』の日本公開を前に、主演のトム・クルーズ、ジョセフ・コシンスキー監督、ヒロイン役のオルガ・キュリレンコが来日し、7日、記者会見の場に登場した。トムは、今年1月に前作『アウトロー』で来日して以来4か月ぶりの来日となり、通算で19回目の来日となった。
本作の舞台は2077年。エイリアンの襲撃によって壊滅した地球に"監視役"として残り、運命に翻弄されるジャック・ハーパー(トム)の闘いを描いたSFアクションだ。ジャックの前に突如現れる謎の美女ジュリア役をオルガが、そしてキーパーソンとなるビーチ役をモーガン・フリーマンが演じ、トムの脇を固める。
トムは本作の魅力を、「映像が本当に美しいんだ。人間性や愛をよく描いているし、ストーリー展開もユニーク。数回見れば、そのたびに違ったものが得られる作品だよ。ロマンティックで、これまでに演じたSF映画とは全く違う素晴らしい作品だね」と自信をみせた。
「発想、デザイン力、音楽のセンスなど独自の世界を作り上げる才能には感心したよ」とトムが絶賛するコシンスキー監督は、『トロン:レガシー』に続いて本作が監督2作目。監督は、「現場で撮ることにこだわっていろいろな所にロケに行ったよ。SFでも、地に足のついたリアルな映像を目指したんだ」と圧巻の映像美を生みだしたこだわりを語った。
また、本作ではパトロール機"バブルシップ"の操縦シーンも見どころだ。パイロットの資格を持つトムは、「リアルに演じないとパイロット仲間たちが許してくれないからね」と、会場の笑いを誘う一幕もあった。
トムと初共演となるオルガは、「スタントシーンでトムがそばにいてくれたおかげで勇気と自信になった。是非また共演したいわ」と語り、二人の相性の良さが伝わってくる会見だった。
映画『オブリビオン』は5月31日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国公開。(海外ドラマNAVI)
Photo:トム・クルーズ、オルガ・キュリレンコ