世界的人気を誇るミステリードラマ『SHERLOCK/シャーロック』。その脚本家の1人スティーヴ・トンプソンが、主演のベネディクト・カンバーバッチが出演しないエピソードを企画していたことを明らかにした。
トンプソンは『シャーロック』の脚本家3人のうちの1人で、これまでにシーズン1の「死を呼ぶ暗号」と、シーズン2の「ライヘンバッハ・ヒーロー」、そしてこれから英国で放送されるシーズン3の1エピソードを手がけている。
先日行われた英Doctor Who Magazineのインタビューで、トンプソンは「実は...、まるまる一話ベネディクトが全く出演しないエピソードを考えていたんだ」と、衝撃の告白をしている。
具体的には、「考えていたのはシャーロックの若い頃のエピソードなんだ。9歳くらいの頃という設定で...、ただ皆が驚くようなことをしたかったんだ」とのこと。「皆に『ベネディクトが登場しないなんて、誰もが一番驚くアイディアだろ!?』っていったんだ。たぶん、酔っ払っていたか何かだと思う。ベネディクトは最高なのに、何であんな提案をしたんだろう?」と、トンプソンはこの思いつきに反省している様子を見せている。
ファンにとっては幸運なことに、この驚くべきアイディアに対し、脚本/製作総指揮のスティーヴン・モファットとマーク・ゲイティスは「いいかい?たぶん、それはやらない...」と即却下をしたという。
今冬、英国でシーズン3が放送予定となっているが、今後もベネディクト演じるシャーロックが活躍する姿が見られることは間違いなさそうだ。
『SHERLOCK シャーロック』シーズン3は、英BBCにて放送予定。日本では、シーズン1&シーズン2がAXNミステリーにて毎週土曜10:00~放送中。(海外ドラマNAVI)
Photo:ベネディクト・カンバーバッチ